故稲盛和夫さんが残してくれた「成功方程式」をご存じだろうか。
シンプルでわかりやすく、それでいて神髄をついている。
何回かに分けて語ってみたい。
人生・仕事の結果は、考え方と熱意と能力を掛け合わせたものである。
シンプルでわかりやすいけど、よ〜く考えてみると人生と仕事の本質をつく、実に奥が深い式になっているのだ。
概要(外面)をざっと語ってみたい。
まず、人生・仕事において最初に必要なことは「考え方」だ。「あり方」「心構え」「信念」といっても過言ではないだろう。
そして、興味深いのは、この「考え方」というものは、プラスとマイナスの値を取りうるということだ。
「プラス思考」「マイナス思考」などというが、まさにその「プラス思考」と「マイナス思考」だ。
優れた考え方を100点とする場合も、どう優れているのか、誰にとって優れているのかなど、視点により数値が大きくブレるだろう。
しかし、それに比べて、プラスかマイナスかのブレは少ないとボクは思っている。
詳しくは、成功方程式「考え方」というパワポを作成して語ることにする。
考え方の次に来るのは「熱意」、いわゆる情熱だろう。
あまりに熱意がありすぎると「暑苦しい」などと敬遠されるけど、人生・仕事に熱意が大きく影響することは誰もが知っている。
そして「考え方」と「熱意」については、実は目に見えない存在であり、図るのが難しいのだ。
最後に「能力」であるが、仕事の結果を見るときは、能力の比重が大きくなることが多い。
能力は目に見えるからだろう。
このように、成功方程式は「考え方」「熱意」「能力」を掛け合わせたものが人生・仕事の結果になるというものだ。
そして、「考え方」はマイナス値があり得て、「考え方」「熱意」は目に見えず、「能力」は目に見えるという、奥行きが設けられているのだ。
「考え方」「熱意」「能力」それぞれについて、明日以降に語って行く。