自分自身をマネジメントするために必要なことは、自分自身を知ることだ。
生きるためのマネジメントと言っていいだろう。
以下、ピーター・ドラッカーから学んだことを記す。
◯自分の強みを知る
まず第一に必要なことは、自分の強みを知ることだ。
弱みではない。
自分の強みを知れば、その使い道(使うべき場面)がわかってくる。
宝を持ち腐れていることは、意外に多いものだ。
◯自分のスタイルを知る
自分のスタイルは、背格好を始めとして、やり方だったり、あり方だったり、信念だったり、軸だったり、自分のアイデンティティの現れだ。
自分を客観視しないと、自分がどんなスタイルを持っているのか(スタイルに見えるのか)知ることができない。
自分のスタイルを知ると、行動や決断が早くなる場合が多い。
◯自分の価値観を知る
自分の価値観を知れば、自分がどんなものや事柄に価値を置いているのかを知ることなる。
同時に、関わる人との共通点や違いを知るチャンスにもつながり、信頼関係をする場合や交渉する場合などに非常に役立つ。
さらに、思考の傾向を把握することにもつながり、行動や決断が早くなる場合が多い。
精神的な支柱としても有効だ。
◯自分の居場所を知る
自分の居るべき場所を知ることで、安心感を得られたり、自分の持っている才能を活かすことができる。
ミスマッチな居場所でストレスを抱えるより、天が与えてくれたと前向きに捉えられる場所の方が何倍もパフォーマンスが高いだろう。
◯自分が成せることを知る
自分が成せること(成して貢献できること)を知ることは、見えない力に背中を押されるような感覚を味わうことができる。
自分の貢献できることがわかると、自分も組織の(社会の)一員である意識が高まり、心理的安全性や共同体感覚が高まり、自ずとモチベーションが上がりパフォーマンスも良くなる。
また、成せることを成して行くと、他人から感謝されることが多くなり、人間関係が円滑化して行く。
以上のポイントで自分自身を知ることができると、自分自身をマネジメントできるようになり、高い生産性や良好な人間関係を育むことができるようになる。
このような組織(社会)のエンゲージメントは、当然高くなるだろう。