自己肯定感と自己効力感 | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
いつも相手を認めることを忘れず
人として生ききることを目指している。
つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

コーチングでよく使う言葉に「自己肯定感」と「自己効力感」があるけど、似ていて混同されていることが多いので、改めて整理しておく。

 

 

◯自己肯定感とは

 

自己肯定感とは、無条件に「自分には価値がある」と認めることができる"感情"のことを示す言葉だ。

 

「能力があるから」「容姿が優れているから」などといった理由で自身を価値ある存在だと考えるわけではなく、ありのままの自分の存在価値を無条件に受け入れている状態を指すのだが、自己効力感と取り違えられていることが多い。

 

◯自己効力感とは

 

目標を達成する際に「自分ならできる、きっとうまくいく」と信じることができる"認知"のことを示す言葉だ。

 

ポイントは、「自分にはそれだけの能力がある」と信じられている状態、そう信じる根拠があることだ。

 

◯自己肯定感と自己効力感の違い

 

自己肯定感と自己効力感の違いを一言で言えば、「感情」と「認知」の違いだ。

 

少し説明を加えると、自己肯定感は無条件に自分を肯定できる自分を信じる力であるのに対して、自己効力感は資格を持っていたり実績があったりして、自身が持っている自信に対して、それを裏付ける根拠があ理、それを自分で認識(認知)しているのだ。

 

どちらもクライアントがゴール達成するときに効力を発揮する感覚であり、コーチはクライアントこの二つの力を発揮できるようなサポートができないとならない。

 

具体的には、自己肯定感はクライアントの好きなことや得意なことや興味のあること、感覚的に前向きになれる要素を語ってもらうと高まり、自己効力感は過去の実績、上手く行ったこと、持っているスキルなどを語ってもらうと高まる。