コーチとしてクライアントと関わるとき、信頼関係を築くためにしてることは以下の通りだ。
◯自分を開示する
まず、自分がどんな人なのか、あらかじめ用意しているプロフィールなどでアウトラインを提示する。
もちろん、それだけで自分を開示したことにはならないけど、少なくともどんな人なのかを知ってもらう手掛かりを提示すると、相手に安心感を持ってもらえる。
◯要望を伝える
これから、クライアントとコーチという関係性を築く上で、最低限守って欲しい決まりごとなどの要望を伝える。
自分のことを子供の頃に呼ばれていた「つんちゃん」というニックネームで呼んで欲しいことも、このタイミングで伝えている。
◯誠実に向き合う
そして、相手の正面に身を置いて向き合い、嘘偽りのない心を姿勢や表情や視線などの態度で表す。
相手に伝えるのは言葉だが、その言葉の使い方や発し方で相手に誠実さが伝わると思う。
◯相手を信じる
どんなことがあっても相手のことを信じると誓い、言葉だけでなく心も相手をとことん信じる。
ボクがよく使う表現としては「世界中を敵に回してもあなたのことを信じます」と言っている。
◯相手を認める
相手のことをよく観察して、自分でも気がつかないようなできていることを見つけて、それを言葉にして伝えている。
「今日一日仕事ができたでしょ」「朝起きてご飯食べて歩けたでしょ」「ボクとコーチングセッションの約束ができたでしょ」など、普段は見過ごしているような出来事を見つけて言葉にして認める。
これだけで、相手のモチベーションが上がり、少しだけ好感を持ってもらえる。
◯相手の話を聴く
コーチのメインイベントでもある、心で相手の話を聴くことに徹する。
相手の話をじっくり聴くことが、相手も敬うことにもつながり、認めることにもつながる。
コーチの一丁目一番地だと、ボクは考えている。
◯相手に興味を持つ
上にあげたことを実行するためには、相手に興味を持っていないと薄っぺらなものになってしまう。
相手がどんな人なのか、どんな強みを持っているのか、どんなことに興味を持っているのか、どんな人生を歩んできたのかなどなど、相手の色々な面に対して興味を持って、相手を知るのはもちろん、その人と話していて楽しいと感じられるポイントを探す。
そうでないと、コーチとして表面的な話を聴くだけの関係性になってしまい、クライアントのスキルや知識の向上をサポートする信頼されるコーチにはなれない。