コーチが対話でしている3つのこと | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
いつも相手を認めることを忘れず
人として生ききることを目指している。
つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

パワポを毎日アップしようと決心して、なんと2日目にアップすることを忘れてしまった😅

 

やはり、認知症予防に勤しもうという決意も間違いではなかった。

 

コーチングは認知症予防に効果的だと本気で思っており、この話はここの記事にも何度かアップしたと思う。

ただ、今日のテーマから外れるので、詳しくはまた今度にしよう。

 

さて、コーチが対話の中でしていることは、次の3つだ。

 

・相手の話を聴く

・相手に問いかける

・相手を認める

 

簡単に説明をしてみる。

 

◯相手の話を聴く

 

相手の話を「聞く」のではなく「聴く」のだ。

 

その違いはどこにあるのかというと、前者は音を感じて意味を理解する程度の浅い聞き方だ。

 

それに対して、後者は耳で音(声)を感じるかもしれないけど、五感全てを使って話を聴く感じだ。

 

味覚や嗅覚は使わないだろうと思うかもしれないけど、そこまで全感覚を相手に向けて聴くということだ。

 

聴くという文字には心が含まれていることからもわかるように、心で相手の話を聴くのだ。

 

◯相手に問いかける

 

問いは話のきっかけでもあり、思考のきっかけでもあり、行動のきっかけにもなる。

 

相手が持っていない視点の提供でもあり、視点の変化ももたらす。

 

また、問いは、右に行こうか左に行こうか迷っている時など、決断をサポートすることもできる。

 

相手の中に潜んでいる何かへアクセスするツールでもあり、ときには閉じられていた世界を解放する扉にもなりうる。

 

◯相手を認める

 

相手がそこにいることを認めて、できていることを認めて、考えていることを認める。

 

人は、解決していない課題やできていないことに目を向け勝ちだけど、できていることは意外に多い。

 

なので、その自分で気づいていないできていることを見つけて、認める。

 

認められると、嬉しくなったり、心が軽くなったり、火がついたりする。

 

特に、日本人は「できて当たり前の文化」の中で生活しているので、人に認めることに慣れていないので、その効果は絶大だ。

 

 

この3つのことは、セッションで行う順番や大切にしている優先順位が、それぞれのコーチによって異なっている。

 

たとえば、ボクの場合はこんな感じだ。

 

<セッションで行う順番>

1.相手に問いかける

2.相手を認める

3.相手の話を聴く

 

相手に問いかけることは、対話のきっかけを作ることでもあり、対話の中では最初に行う。

 

そして、次に来るのは、問いに答えてくれている相手のことを尊重し認めること。

そうすると、相手のモチベーションが上がり、対話が弾むようになる。

 

そして、ノリノリの相手の話を五感で聴くのである。

 

<大切にしている順番>

1.相手の話を聴く

2.相手を認める

3.相手に問いかける

 

自分の中で大切にしていることに強いて順番をつけるとすると、聴く・認める・問いかけるとなる。

 

相手の話を聴くことは、相手のことを認めることに通じている。

 

相手に「この人は真剣に話を聴いてくれている」と感じてもらえると、信頼関係が深まり、本音で話してくれることにつながって行く。

 

表現を変えると、聴くというアクションによって相手のことを受け入れ、信頼し、尊重し、認めることをやっているのだ。

 

なので、聴くことを一番大切にしていると、相手を認めることにもつながり、この2つが対話の土台を作ってくれると言っても過言ではない。

 

そして、問いかけだ。

 

問いかけを決して軽んじているわけではない。

 

問いの質が対話の質を高めてくれる。

 

優れたコーチは効果的な問いを投げかけてくれる。

 

ただ、だからといって問いにばかり気を取られているコーチと対話していても、決して対話は深まらないのだ。

 

このさじ加減がコーチの優劣を決めるのだとボクは考えている。