(堯日第二十)
子張(しちょう)曰わく、何(なに)をか四悪(しあく)と謂(い)う。子曰わく、教(おし)えずして殺(ころ)す、之(これ)を虐(ぎゃく)と謂(い)う。戒(いまし)めずして成(な)るを見(み)る、之(これ)を暴(ぼう)と謂(い)う。
【訳】
子張が尋ねた。
「何を四悪と言うのでしょうか」
先師が答えられた。
「民を教えないで、罪を犯したからといって殺すのを虐(むごい)という。注意もしないでよい結果を求めるのを暴(むちゃ)という」
<論語が醸すコーチング>
【何をか四悪と謂う①】教えないで、罪を犯したからといって殺すのを虐(むごい)といい、注意もしないでよい結果を求めるのを暴(むちゃ)というので、コーチはクライアントが虐や暴を行っていると感じたら、感じたことを率直に伝えて、言動を振り返って自分の悪行に気づけるようサポートしている。