【何をか五美と謂う】(堯日第二十) | つねにコーチであるために

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(堯日第二十)

子張(しちょう)曰わく、何(なに)をか五美(ごび)と謂(い)う。子曰わく、君子(くんし)は恵(けい)して費(つい)やさず、労(ろう)して怨(うら)みず、欲(ほっ)して貪(むさぼ)らず、泰(ゆたか)にして驕(おご)らず、威(い)にして猛(たけ)からず。

 

【訳】

子張は尋ねた。

「何を五美というのでしょうか」

先師が答えられた。

「君子は恵して費やさず、労して怨みず、 欲して貪らず、泰にして騒らず、威にして 猛からずの五つだ」

 

【訳2】

孔子がおっしゃった。「君子は天下の人々に恵みを施すが、それで自分が貧しくなることはない。これが美徳の一。人民を使役するが、怨まれない。これが美徳の二。欲する所があるが貪(むさぼら)らない。これが美徳の三。ゆったりしているが高ぶらない。これが美徳の四。威厳はあるが荒々しくはない。これが美徳の五」

 

<論語が醸すコーチング>

【何をか五美と謂う】恵して費やさない、労して怨まない、 欲して貪らない、泰にして騒らない、威にして 猛からないことが五美であり、行動する上で大切な姿勢なので、コーチはクライアントが行動する際、五美で臨めるようサポートしている。