【何ぞ夫の詩を学ぶこと莫きや】(陽貨第十七) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

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(陽貨第十七)

邇(ちか)くしては父に事(つか)え、遠くしては君に事え、多く鳥獣(ちょうじゅう)草木の名を識(し)る。

 

【訳】

「また身近なことでは、父に仕えることや、遠くしては君に仕えることを知り、そのうえ鳥獣や草木の名を多く知ることができる」

 

*詩には風・賦・比・興・雅·・頌の六義がある。 事を歌うを風、義を述べるを賦、類を取るを比、 物に感ずるを興、政事を雅、成功を頌という。 特に孔家の歴代の基礎的教養として、幼少より最も重んじたのが詩と礼の習得にあった。

 

<論語が醸すコーチング>

【何ぞ夫の詩を学ぶこと莫きや】詩は、身近な父や遠くの君への仕え方を知れたり、鳥獣や草木の名を知ることができるので、コーチはクライアントが発する言葉から自らも気づいていないことを感じ取り、思考を深めたり行動しやすくなるようサポートしている。