(陽貨第十七)
子曰わく、小子(しょうし)、何(なん)ぞ夫(そ)の詩を学ぶこと莫(な)きや。詩は以て興(おこ)すべく、以て観(み)るべく、以て群(ぐん)すべく、以て怨(うら)むべし。
【訳】
先師が言われた。
「お前たちは、どうしてあの詩を学ばないのかね。詩は、人の気を奮い立たせ、広く物を見、人と和やかに交わり、怨みごとをもうまく表現する仕方まで教えてくれる」
<論語が醸すコーチング>
【何ぞ夫の詩を学ぶこと莫きや】詩は、人の気を奮い立たせ、広く物を見、人と和やかに交わり、怨みごとをもうまく表現する仕方まで教えてくれるので、コーチはクライアントのボキャブラリーが乏しいと感じたら、感じたことを率直に伝えて、詩に書かれている表現を蓄えられるようサポートしている。