【上知と下愚とは移らず】(陽貨第十七) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
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つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

(陽貨第十七)

子曰わく、唯(ただ)上知(じょうち)と下愚(かぐ)とは移(うつ)らず。

 

【訳】

先師が言われた。

「ただ最上位の賢者と最下位の愚者とは変わらない」

 

*論語の中に「生れながら知る者 」「学びて知る者」「困しみて知る者」「困しんで学ばない者 」と四種類を挙げている。孔子は、すでに覚知の境にある上知と困しんで学ばない下愚は変わらないので教育外であるが、普通の人は中間で教育的効果を期待することが出来ると見ておられる。

 

<論語が醸すコーチング>

【上知と下愚とは移らず】最上位の賢者と最下位の愚者は変わらないけど、それ以外の人は学べば必ず効果が見込めるので、コーチはクライアントがどんな体験をしたときでも、そこから学べることを問い続けて、自ら学んだことを言葉にして、再現性を高められるようにサポートしている。