【習相遠きなり】( 陽貨第十七) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
いつも相手を認めることを忘れず
人として生ききることを目指している。
つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

( 陽貨第十七)

子曰わく、性(せい)、相(あい)近(ちか)きなり。習(ならい)、相(あい)遠(とお)きなり。

 

【訳】

先師が言われた。

「人の生まれつきは、 だいたい同じようなものであるが、しつけによって大きくへだたるものだ」

 

*天は万物に特定の個性を与えている。中で も人には、 動物性と共に人間性、それに男性女性が 与えられている。動物と異なる人間性が付与されているところから見れば、人に大きな違いはないが、人となるための躾によって雲泥の差が 生ずるのである。

 

<論語が醸すコーチング>

【習相遠きなり】人が持って生まれた能力に大きな差はないが、習練によって大きく隔たるものなので、コーチはクライアントが人と比べて自分の能力が低いと話していたら、習練の差をよく観察して、自分の習練に改善する余地を見つけられるようサポートしている。