【誠に富を以てせず】(季氏第十六) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

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(季氏第十六)

孔子曰わく、誠に富(とみ)を以てせず、亦(また)祇(まさ)に異(こと)なれるを以(もっ)てす。斉(せい)の景公(けいこう)、馬(うま)千駟(せんし)有(あ)り。死するの日、民(たみ)徳(とく)として称(しょう)する無し。

 

【訳】

先師が言われた。

「詩経(小雅、我行其野篇) には『まことに富によらず、ただ(富とは)異なるもの による』とある。斉の景公は、馬四千頭を所有するほど裕福であったが、死んだとき、民は有徳の人として褒め称えるものはなかった」

 

<論語が醸すコーチング>

【誠に富を以てせず】人の真価は富で測るものではなく、その人の生き方に表れるものなので、コーチはクライアントがお金で自分の価値を測っていたら、どのように生きているのかを問い、自分の生き様を俯瞰し行動できるようにサポートしている。