(子路第十三)
子路(しろ)問うて曰わく、何如(いか)なるか斯(こ)れ之(これ)を士(し)と謂(い)うべき。子曰わく、切切(せつせつ)偲偲(しし)恰恰(いい)如(じょ)たれば、士と謂(い)うべし。
【訳】
子路が尋ねた。
「どういう人物を士ということができましょうか」
先師は答えられた。
「互いに磨き合い、責め励まし合い、そしてやわらぎ喜び合うような人を本当の士と言うことができるよ」
<論語が醸すコーチング>
【切切偲偲恰恰如たり】思いやりと誠実さで相手を労り、いつも穏やかでにこやかであるような人が本当の勇者なので、コーチはクライアントが気負いに任せて行動しようとしていたら、思いやりと誠実さでクライアントを労り、穏やかでにこやかな対話でサポートしている。