(述而第七)
子曰わく、・・・其(そ)の人(ひと)と為(な)りや、憤(ふん)を発(はっ)しては食(しょく)を忘(わす)れ、楽(たの)しんでは以(もっ)て憂(うれい)を忘(わす)れ、老(おい)の将(さま)に至(いた)らんとするを知(し)らざるのみと。
【訳】
先師が言われた。
「・・・その人柄は、道を求めて得られないときには自分に対して憤りを起こして食事を忘れ、道を会得しては楽しんで心配事も忘れ、そこまで老いが迫っているのも気づかないような人だ、とね」
【楽しんでは以て憂を忘れ】人は楽しんでいるときは心配なことは忘れているので、コーチはクライアントが心配事で行動が滞っていたら、楽しいことに目をむけ心配事から視点を離せるようサポートしている。