(述而第七)
子曰わく、我(われ)に数年(すうねん)を加(くわ)え、五十(ごじゅう)にして以(もっ)て易(えき)を学(まな)べば、以(もっ)て大過(たいか)無(な)かるべし。
【訳】
先師が言われた。
「自分に数年を加えて五十になる頃までに易を学べば、大きな過ちはなくなるだろう」
*孔子は人並はずれて行学に励み、四十にしてすでに高い見識を持ち、立派な人物として仰がれるようになった。しかし深く自らを省みるになお過ちを知って、ひそかに悩むところもあったのであろう。そこで絶対な天の道を説く易学に求めたのである。
<論語が醸すコーチング>
【易を学べば大過無かるべし】理論や法則を学べば大きな過ちが無くなるので、コーチはクライアントがゴール達成に向かう行動の中で、理論や法則を学べるよう対話でサポートしている。