【君子の道四有り】(公冶長第五) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
いつも相手を認めることを忘れず
人として生ききることを目指している。
つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

(公冶長第五)

子(し)、子産(しさん)を謂(い)う。君子(くんし)の道(みち)四(よつ)有(あ)り。其(そ)の己(おのれ)を行(おこな)うや恭(きょう)、其(そ)の上(うえ)に事(つか)うるや敬(けい)、その民(たみ)を養(やし)うや恵(けい)、其(そ)の民(たみ)を使(ちか)うや義(ぎ)。

 

【訳】

先師が子産(鄭の名大夫) のことを評して言われた。

 「為政者の守るべき道に四つある。第一は、 自分の身の振る舞いを恭しくする。第二は、 上に仕えては慎み敬うことである。第三は、 民を養うには慈しみ、かつ恵み深いことで ある。第四は、民を使うには道義にかなって公正であることである」

 

<論語が醸すコーチング>

【君子の道四有り】コーチが心がけていることは4つある。目の前の人の話を正面を向いて心で聴くこと、関わっている人を敬い認めること、今ここで感じたことを言葉にして伝えること、自分の評価・価値・判断を手放して客観的な視点を持つこと。