【言に訥にして行い敏ならんと欲す】(里仁第四) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

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(里仁第四)

子曰わく、君子は言(げん)に訥(とつ)にして、行(おこない)に敏(びん)ならんと欲(ほっ)す。

 

【訳】

先師が言われた。

「君子は、たとえ口は重くても、行いはキビキビしようと思うものだよ」

 

*いつか読んだ話だが、米国のカーネギー製鉄所に、一人の少年が熱心に就職を頼みに来た。そこでみんながいやがる機械の掃除で給料のいちばん安い仕事を与えた。彼は喜んで、黙々としてきびきびとよく働いた。それから四十余年後、 寡黙実行のこの少年が鉄鋼王チャールズ・シュワクプとなった。

 

<論語が醸すコーチング>

【言に訥にして行い敏ならんと欲す】下手に説明するより俊敏な行動を求められることが多いので、コーチはクライアントがやろうと話しているのになかなか行動に移せないときは、小さな行動をリクエストするなど、すぐに動き出せるようなサポートを行なっている。