(里仁第四)
子曰わく、能(よ)く礼譲(れいじょう)を以(もっ)て国(くに)を為(おさ)めんか、何(なに)か有(あ)らん。能(よ)く礼譲(れいじょう)を以(もっ)て国(くに)を為(おさ)めずんば、礼(れい)を如何(いかん)にせん。
【訳】
先師が言われた。
「礼の根本である譲る心を以て国を治めれば、なんの難しいことがあろうか。その譲る心を以て国を治めなければ、礼制がいかに整っていてもどうしようもないであろう」
<論語が醸すコーチング>
【礼譲を以て国を為めん】礼の根本にある譲る心を以て行動していれば、国を治めることさえも容易にできるので、コーチはクライアントが譲る心を以て行動できるように、自らの行動と対話によってサポートしている。