【利に放りて行えば、怨多し】(里仁第四) | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

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(里仁第四)

子曰わく、利(り)に放(よ)りて行(おこ)えば、怨(うらみ)多(おお)し。

 

【訳】

先師が言われた。 

「自分の利益のみを思って行えば、やがて互いに怨み合うようになることが多い」

 

*単に利によって始めた共同事業は、利益の分配の段に及んで意見を異にして分裂することが多い。昨今企業の吸収合併が日常茶飯事の如く行われているが、長い目で見てはたしてうまく行くか甚だ疑わしい。やはり確乎たる正しい理念を同じくすれば、苦難の道も厭わず一致協力するようになる。

 

<論語が醸すコーチング>

【利に放りて行えば、怨多し】自分の利益ばかりを追求するような行動は、やがて人から怨みを買うことにつながるので、コーチはクライアントの行動が自分の利益ばかりを追求していると感じたら、感じたことを率直に伝えて、その理由を深く考られるようサポートしている。