コーチ型プロジェクトマネージャ | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
いつも相手を認めることを忘れず
人として生ききることを目指している。
つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

今日の天気は、曇り時々晴れ。台風が近づいているので、お天気が不安定です。

夜は雨になると思いましたが、帰宅するまで何とかもってくれました。

今日で8月も終わりです。

1月から携わっていた大型プロジェクトも、来月リリースです。

このプロジェクトメンバ、日本人10人のうち、6人もリリースされます。

それでもって、今日はその打ち上げでした。

このプロジェクトで私の役割は、プロマネでした。

このプロジェクトに参加するときから、このプロジェクトのプロマネは、

コーチ型マネージャで行こう!

と決めていたので、コーチであるべく振る舞いをしてきました。

メンバに目標を設定してもらったり、メンバの行動を承認したり、メンバから
相談を受けたときには「どうしたいの?」「どうあるべき?」「他の案は?」と
問いを共有してきました。

おかげさまで、プロジェクトは順調に進み、大きなトラブルも無く、
生産性も高くなりました。

私は、「コーチ型プロマネの成果だ!」と密かに自負していたので、
今日の打ち上げでさりげなくメンバにフィードバックを求めました。

予想していた回答は、

・マネージャのおかげでプロジェクトが上手く行きました。

・マネージャのコミュニケーション力が高かった。

・自分の力を思う存分発揮できた。

ということでした。

ところが、返ってきた言葉は、

・優秀な人が集まったのでやりやすかった。

・○○さんが粘り強かったので、それに引っ張られた。

・またこのメンバでプロジェクトをやりたいね。

などということでした。

#ちょっとがっかり(@_@。

でも、よく考えてみると、コーチ型マネージャの役割は、個々人が能力を
発揮し易くするため、コミュニケーションにより環境を整えることです。

そして、その整った環境下で人は、その環境がマネージャのおかげで
整ったとは思わないのです。

気がついたら良い雰囲気の中で仕事ができていて、仲間を尊重し、互いに
助け合っている状態が生まれているのです。

メンバの言葉からは、仕事のし易い環境であったことが伺えます。

まぁ、それがマネージャのおかげだという裏づけはないのですが。。。

コーチ型マネージャの弊害は、マネージャの成果が目に見えない形で
現れることでしょうか。

プロジェクトの結果は、スケジュールの遅れも無く、トラブルも発生せず、
予算をオーバすることも無く終了できそうということで計れます。

でも、コーチ型マネージャが活躍したという形跡は、ほとんど残りません。

この結果を元に、「お給料を上げて!」と交渉するのは難しそうです。

コーチ型プロジェクトマネージャ、結果は残せても評価を上げるまでには
いくつかの課題が見え隠れします。

【今日の5つの感謝】
・プロジェクトが無事に収束できそうで感謝
・プロジェクトメンバに恵まれて感謝
・コーチ型マネージャの成果が現れて感謝
・プロジェクトから学ぶことが多くて感謝
・打ち上げでメンバとじっくり話せて感謝

質の高いコーチは、その存在をわすれるほどクライアントが輝くのでしょうね(^^)