日本語の探求 | つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
いつも相手を認めることを忘れず
人として生ききることを目指している。
つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

今日の天気は、曇りのち雨。土日に始まった冷え冷えとする気候が
今週ずっと続きそうです。

三寒四温とはよく言ったもので、この季節の時候をとても良く
表現していると、毎年感心しています。

日本語の表現が豊かなのか、漢字が優れているのかわかりませんが、
少なくとも、われわれの使う言葉は情緒豊かです。

この「情緒豊か」ということは曲者で、時にあいまいに、時に
誤解して受け取られ、「YesかNoか」「真か偽か」「ONかOFFか」
という思考の欧米人との間に軋轢を生じます。

それとはあまり関係ありませんが、日本語つながりということで、
最近知人から教わった話です。

「~させて頂きます。」という言葉を良く耳にしますし、自分でも
使っていると思います。


たとえば、「明日はお休みさせて頂きます。」とか、「お借りした
本を読ませて頂きます。」など。

「させて頂きます」の「させて」は、「する」の使役形に接続助詞
「て」を付加したもので、「頂きます」は、「ます」の謙譲形です。

この二つの動詞が結びついて、複合動詞となり特別の意味を持つ言葉を
形成しています。

使っている意味としては、

「相手がしてほしいと望むので、しからば、自分が進んでしあげよう」

とか、

「あなたの命令を、敬意をもってありがたく受け取ります。」

という気持ちを表していることになるのですが、これには異論があるようです。

使役は、相手から命令されることに使うので、命令と謙譲が混ざった
複雑な言葉(おかしな言葉)とも分析できるのです。

おそらく、日本人には理解できても、外国人(特に欧米人)に
理解してもらうのは大変でしょう。

このような話を聞いて、日本語に関するレセプター(アンテナ?)が
私に生まれて、もっとこのようなことが無いかを知りたくなりました。

本気で探求したら、日本語って奥が深そうですね(^_^;)