つねにコーチであるために

つねにコーチであるために

いつも話を聴く姿勢であり続け
いつも相手を認めることを忘れず
人として生ききることを目指している。
つねにコーチであるために、一期一会一日一日を大切に歩んでいます。

コーチングでも良く使うリストアップだけど、リストアップすることによって間接的に生み出されるもの(ベネフィット)をリストアップしてみた。

◯思考の可視化

 

考えていることが可視化されるので、客観的な視点を手に入れら、新たな発想が生まれたり、頭の中で考えていたときには気づかなかったことに気づけたりする。

 

◯抜け漏れ防止

 

持ち物リストなど、必要なものをリストアップしておくと、抜け漏れを防止できて、クオリティが上がったり、安心できたりする。

 

◯情報の明確化

 

リストアップすると、考えていたり言われていたりと、曖昧だった情報が明確になる。

 

◯優先順位の設定

 

リストアップしてみると、早くやらなきゃならないものや、重要なものなどの優先順位を設定しやすくなる。

 

◯情報の整理

 

並び替えたり、消し込んだり、付け加えたりして、情報を整理するのに役立つ。

 

◯達成感の向上

 

タスクをリストアップして終わったものを消し込んで行くToDoリストは、完了の様子が目に見えてわかり易いので、達成感が上向く。

 

◯モチベーションアップ

 

達成感の向上と似ているけど、リストアップして行くと訳のわからない力が湧いてきたりして、モチベーションがアップして行く。

でも、これは、人によるかもしれない。

 

◯ストレスの軽減

 

頭の中にあること(特に覚えていなければならないこと)を書き出せると、心理的負担が軽減されてストレスから解放されることがある。

 

◯効率的な時間管理

 

スケジュールや行き先などをリストアップすると、時間を効率的に使うことができる。

 

◯要点のピックアップ

 

学校の授業の講義などを聞いていて、重要だと思うことや心に残ったことなどをリストアップして行くと、要点のピックアップができる。

 

◯記憶の補助

 

人は覚えていられることには限界があるので、リストアップしておくと記憶の補助ができる。

 

◯想像力の向上

 

コーチングで良く使うのだが、やりたいことを50個や100個と、普通では考えられないぐらいの数をリストアップするようコーチからクライアントにリクエストする。

10個や20個なら容易にリストアップできるけど、50個や100個となると、相当に想像力を働かせないとリストアップできない。

 

◯創造力のサポート

 

何かを創り出す創造力を発揮することにリストアップは役立つ。

 

◯関連性・類似性・差異の発見

 

リストアップしてみると、可視性が高くなるので、関連しているものや、似ているもの、違っているものなどを発見しやすくなる。

 

◯情報共有の促進

 

リストアップすると、他の人と情報が共有しやすくなるので、情報共有が促進される。

 

◯意思伝達の推進

 

情報共有と似ているけど、意思を伝達するときにリストアップしたものを使ったり、一緒にリストアップして行ったりして、他の人と意思を伝達したり通じ合ったりすることができる。

 

◯チームの協業サポート

 

チームで協業するとき、例えば目標とする事柄などをリストアップして行くと、仕事を効率よく進めることができる。

 

◯計画の具体化と遂行

 

計画を表現する際、スケジュールやリソースなどをリストアップすると、より具体的になり、その計画を遂行する際にも役立つ。

 

◯問題の発見と対処

 

リストアップしてみると、問題を発見できたり、その問題に対する対処ができたりする。

 

◯修正・追加が容易

 

リストアップしたリストは、修正や追加が容易に行える。

 

◯自由な思考

 

制約を設けないでリストアップする際は、自由にリストアップすることができるので、自由に思考することをサポートしてくれる。

 

◯課題の共有と分析

 

課題をリストアップして行くと、他の人と共有が進んだり、分析しやすくなったりする。

 

◯フロー化が容易

 

上から下へ、右から左へなど、順序性を持たせることが容易なので、それらをフローにすることを容易に行える。


◯モデル化が容易

 

リストアップするリストは、単語を羅列したり箇条書きにすることが

 

と、まぁ、リストアップの奥深いこと極まりないことに気づいた😅

 

今後は、リストアップの専門家の道でも開拓しようかと思った。

いつもありがとうございます😊

 

先日は、まんなかコーチングオンラインにご参加いただき、ありがとうございました🙇‍♂️

 

インスタライブを視聴してくれた方もいたようで、モチベーションが上がりました💪

 

実は、インスタライブの機能をよく理解していなかったりします😅

 

Zoomと併用すると、インスタは3、4秒遅れて配信されるので、主催している方は少し気持ち悪さがあるんですけど、見ている方たちは違和感なさそうです。

 

さて、本題の「リストアップが生み出す効果について」ですが、リストアップの可能性がたくさん見つかりました。

 

ざっと上げると、

 

・思考の可視化

・抜け漏れ防止

・情報の整理と明確化

・優先順位の設定

・達成感の向上

・モチベーションアップ

・ストレスの軽減:頭の中を書き出すと心理的な負担が軽減される

・効率的な時間管理

・要点のピックアップ

・記憶の補助

・想像力・創造力の増強

・関連性・類似性の発見

・情報共有・意思伝達の促進

・チームでのコラボレーション促進

・計画の具体化と遂行

・問題の発見と対処

・修正・追加が簡単(フレキシブル)

・自由に描ける(フリーダム)

・課題の共有と分析が可能

・フロー化・モデル化が容易

 

などなど

 

極端な話、世の中の仕事と呼ばれるもの全てが何らかの形でリストアップと関わっているとも言えます。

 

ボクが気づいたのは、改めてリストアップという切り口で深掘りしてみると、生み出されるものやその目的、やり方や使い方など、奥が深くて面白いということです。

 

これだけで学びの時間を創造できてしまいます。

 

これを自分のことに活かせれば、きっと太くて濃い充実した人生を送れることでしょう。

 

今日も最高の一日になるぞー❣️

 

【今日の問い】

リストアップするとどんなことに気づけますか?

 

今夜も21時からコーチ友達とインスタライブするので、お時間のある方はぜひお越しください🙇‍♂️

https://www.instagram.com/tsunchan/

コーチのみなさんはU理論についてご存知だろうか?

 

U理論とは、個人や組織が未来に向けて変革する際の深い内省と行動のプロセスを示しているけど、実は、U理論にフィットしたコーチングセッションは、必ずクライアントに行動変容が起きる。

まず、U理論について、簡単に語っておく。

 

U理論は、名前の通り「U」の形をした以下の段階(プロセス)で表現される。

◯掘り下げ(Downloading):問題や課題など、これまで自分に起きていることや心が奪われていることに対して、状態や事柄をアウトプット(ダウンロード)する。視点が内向きになっていて、自分の視点からのアウトプットが多く、自分の枠組みに合わないものは自動的に排除してしまっていたり、反応的な態度を取ってしまったりする状態になっており、客観的にものごとを見るのが難しい状態になっていることが多い。その状態は、やがて崩壊を迎えることになる。

 

◯観る(Seeing):自分自身や周囲の現実を先入観なしに観察する。この段階では、既存の見方や思考パターンを捨て、オープンマインドで現実を見つめ直すことが求められる。

◯感じ取る(Sensing):深く感じ取ることが必要なのだが、関係者と共に現場に入り込み、共に現実を感じ取り、共有することがポイントとなる。この段階では、共感と協力を通じて、現実の真の姿を感じ取る。

◯気づき(Presencing):自分自身と未来の可能性に対して深い内省を行い、未来の姿から現状とのギャップを把握することにより、大きな気づきを得る。これは、過去と現在の制約から解放され、未来の可能性に対して開かれることを意味する。


◯結晶化(Crystallizing):未来の姿と現状のギャップから、新しいビジョンやアイデアを具体的に形成する。未来の可能性を具現化するためのビジョンや行動計画を作成して行く。

◯プロトタイピング(Prototyping):アイデアやビジョンを基にして、小さな行動を実験的に実行して行く。小さなスケールで試行し、フィードバックを得て改善を繰り返して行く。

◯実践(Performing):プロトタイピングの結果を踏まえ、広範にわたって実行し、実践を展開して行く。成功事例を拡大し、組織やコミュニティ全体で変革を進めて行く。

 

以上のように、深い内省と共感を通じて、未来の可能性を創造し、それを具現化するためのプロセスを提供している。

 

と言っても、何をどうすれば良いのか解りづらい。

 

これを、コーチングセッション(コーチングフロー)に当てはめてみると、具体的なプロセスや行動が見えやすくなるのだ。

 

◯掘り下げ
 

ここでは、クライアントの頭の中にあることを一通りアウトプットしてもらう。

 

コーチングフローでは「現状整理」「ゴール設定」が当てはまる。

 

一度アウトプットしてしまうと、客観的に見られる状況になる。

 

◯観る

 

自分が言葉でアウトプットしたことを、自分の耳で聞き、自分の頭にロードし直すような状況が起きるので、その状態を客観的な視点で眺めてみる。

 

「こんなことを考えてたんだ」とか、「そんなこともあったなぁ」「そもそも本当にやりたいのはこれだ」など、ただアウトプットしただけなのに、身体や心にいろいろな反応が現れるハズだ。

 

◯感じ取る

 

そして、身体や心に現れた反応や刺激を自らの感性で感じ取ってみるのだ。

 

ここで、コーチはコーチが感じ取ったことをフィードバックして、クライアントに気づいたこと・感じたことをなんども問いかけてみるのだ。

 

◯気づき

 

自分の内側にあったことをアウトプットして、観察して感じ取ってみると、だいたいの人は何かに気づく。

 

自分の内側のアウトプットした量が多かったり、思考が深かったりすると、強いモチベーションが生まれる。

 

コーチングでは、クライアントがこの底を打った状態になると「コツンと音がする」と言われている。

 

そして、クライアントがこの底を打った状態になると、後の行動(プロセス)は坂を転げ落ちるように決まって行くから、コーチはほとんど何もしない(問いかけない)状態でも、クライアントがどんどん前に進んで行くのだ。

 

◯結晶化

 

気づいたこと、頭に閃いたことをどんどん具現化して行けばいい。

 

リストアップしたり、優先順位を決めたり、会う人をピックアップしたりして、クライアントの行動計画を形にして行く。

 

◯試す

 

気づいたことや閃いたことをどんどん実行するだけだ。失敗してもいい。

 

その失敗から何を学んだのか、どうすれば上手く行くのかを考えればいい。

 

ポイントは、小さな行動から始めるのと、行動を振り返ることだろう。

 

◯実践

 

試したことを実際の目的に沿った行動に落とし込んで行けばいい。

 

試すことや実践することが頭に出てこない場合は、気づきが浅い可能性が高いので、もう一度原点に立ち返って、ダウンローディングしてみるのも一つの手だ。

 

ダウンローディングしたとき、ネガティブな行動を修正するのではなく、その行動から得ているもの(できていること)に視点を当てると気づきが深くなると思う。

 

このようにして、U理論にフィットしたコーチングセッションができたクライアントの行動は、モチベーションが高く、継続性も高くなり、ゴール達成しやすくなる。

 

全てのコーチが目指しているセッションかもしれない。

誰にでも成長にともない行動が変わるタイミングがある。

 

行動が変わったことを感じ取れても、何を手に入れたから行動が変わったのか、自分の言葉で説明できる人は少ない。

 

今回は、ボク(またはクライアント)の経験から、行動が変わったタイミングで手に入れたもの(意識)を語って行く。

◯従順性(Obedient)

 

一つ目は、親や上司や先輩などから言われたことを、異論を唱えたり、文句を言ったりせずに素直に実行する従順性だ。

 

俗にいう「良い子」に育てられた(または育った)ときに備えている「目上の人の言うことに素直に従う」「返事は、はいと言う」などという意識だ。

 

入学したての新入生や、入社まもない新人が最初に手にする意識である。

 

これが、登竜門を通過するときに社会から求められているのかもしれないが、新しい社会に足を踏み入れたときに持っていると重宝するものだ。

 

ある程度の成熟社会(日本など)では、無意識のうちに身につけている意識かもしれない。

 

強みや個性の一つという捉え方もできるけど、一人前になるためにはこれだけでは足りないと評されるだろう。

 

◯自主性(Autonomy)

 

次に成長の過程で手に入れると回りからの評価が変わるのは、自主性だ。

 

自主性は、外部からの指示や強制ではなく、自分自身の意思で物事を行う能力や態度(意識)を指す。

 

手取り足取り教えを請わなければならない半人前の状態から、一人前と呼ばれるようになるために必要となる意識であり、逆の言い方をすれば、自主性を手に入れると一人前と呼ばれるようになる。

 

成長の段階で自主性を手に入れた人たちは、コーチングが機能する。

 

この頃になると、答えは自分の中にあり、それを整理できていないことが多いので、コーチは話を聴いてクライアントが自分で自分の頭の中を整理するサポートをすれば良いのだ。

 

◯主体性(Initiatve)

 

人の成長で、最終的に手に入れることができると「いっぱしの大人」とみなされる意識が主体性だ。

 

主体性は、周りの人たちを巻き込みながら自分が中心となって行動し、自分の責任で積極的に物事を進める能力や態度(意識)を指す。

 

俗に言うリーダーや社長に求められるものだ。

 

言うまでもなく、主体性を持って行動している人に対しては、コーチングが非常に機能する。

 

極端な話、コーチは何もしないで、ただ隣で話を聴いているだけでいい。

 

ただし、主体性を持って行動している人は、人からフィードバック(特にネガティブフィードバック)を受けることが少ないので、コーチは敢えて言いにくいことでも、コーチが感じたことを率直に伝える勇気が必要だ。

 

その勇気は嫌われる勇気かもしれないが、主体性を持っている人にとっては大切な存在になるハズだ。

 

最後に書き加えておきたいのは、「自主性」と「主体性」の違いについてだ。

 

自主性は、自分で考えて自分の意思で行動する能力や意識であり、自分自身を管理して独立して行動することを指している。


主体性は、他人を巻き込んで自分の責任の下で積極的に行動して物事を進める能力や意識であり、リーダーシップや責任感が含まれている。

 

その違いは、自主性は自分が単独で行動する意味合いが強く、主体性は自分以外の人も巻き込んで行動する意味合いを含んでいるところと、自主性は他人が求めていることを自ら積極的に行うこともあるので、責任の所在が自分にないことがあるけど、主体性は全ての責任は自分が負う覚悟を持って思考や決断、行動するところだ。

 

なので、自主的な行動から主体的な行動に変わると、ギアが一つか二つ上がるイメージになり、言わずもがな、その成果も異なってくるので、コーチとしてはその違いを意識してコーチングを提供したい。

 

もちろん、クライアントが目指すべき人格は、主体性を持つことであり、クライアントが主体性を手に入れれば、成果も人生も変わるだろう。

自分の中には二人の自分がいて、その二人が戦っているというインナーゲームをご存知だろうか。

インナーゲームとは、勝負において、競技者の外側の世界で実際に行われるアウターゲーム(outer game)に対して、競技者の心の中で行われるもうひとつの勝負のことだ。


テニスコーチのティモシー・ガルウェイが、レッスンを通して考案し、1974年に著作 "The Inner Game of Tennis" の中で発表した考え方である。


ガルウェイは、心の中のインナーゲームに勝つことが、アウターゲーム(実際の勝負)に勝つための近道であるとしている。


テニス競技で発案されたが、現在では他の多くのスポーツの上達に、さらに音楽演奏や、ビジネスにおいても有効とされ、コーチングへの影響も大きい。


※.ティモシー・ガルウェイ著
『新インナーゲーム』(日刊スポーツPRESS)

 

本番勝負で実力を発揮できないことが多いけど、それはなぜだろうか?

 

それは、自分の中には実力を発揮できないときに強力に影響を及ぼしている自分(セルフ1)と、実力を発揮できるときに自由に放たれている自分(セルフ2)がいるから。

 

セルフ1は、常に自分の行動を監視していて、口うるさく厳しい要求をセルフ2に投げかける。

 

例えば、

 

・正しいことをしたがる

・正誤の判断をしたがる

・評価したがる

・理想が高い

・プライドが高い

・完全主義

・臆病で不安感が強い

・細かいことを気にする

・疑い深い

・理屈っぽい

・口出しが多い

・諦めが悪い

・否定的に捉える

・成果を求める

・嫉妬深い

・孤独感が強い

・弱みを見せない

・コンプレックスがある

・支配欲が強い

・責任感が強い

・期待に応えたい

・見返してやりたい

 

という性格を持っている。

 

セルフ2は、実行者としての自分であり、自由に好きなようにさせておけばなんでもできる人だ。

 

例えば、

 

・自由が大好き

・明るくて前向き

・なんでもできる

・行動力がある

・天真爛漫

・イキイキしてる

・ワクワクが大好き

・のびのびしてる

・失敗しても挫けない

・成長し続けている

・何者にも縛られない

・笑顔を絶やさない

・楽しむのが上手

・嬉しい気持ちがいっぱい

・深く考えない

・好奇心が強い

・何にでも興味を示す

・何事もポジティブに捉える

・誰とでも仲良くできる

・変化が大好き

・チャレンジを恐れない

・いつも冒険してる

・新しいことに魅力を感じる

・人に優しくできる

・自分のことが大好き

・動いてる時間が長い

 

という性格を持っている。

 

そして、セルフ1がインナーゲームでセルフ2に勝つとき、思うように実力を発揮できないのだ。

 

では、もう一人の自分(セルフ1)に勝つためにはどうすればいいのか?

 

1つの方法として、セルフ1を黙らせて、セルフ2を輝かせる方法がある。

 

どういうことかというと、セルフ1も所詮は自分なので、自分で自分自身をコントロールしてセルフ1を黙らせて、セルフ2を自由に輝かせるのだ。

 

「それができれば苦労しない!」と思うかもしれないが、難しく考えず、この構造を理解し、構造(仕組み)がわかればコントロールすることが可能になるのだ。

 

構造や仕組みがわからないとコントロールすることは難しいが、構造や仕組みがわかれば対処法が見つかることが多い。

 

もう一つの方法として、セルフ1とセルフ2を信頼関係を構築するなどして、仲良くさせればいい。

 

信じて、認めて、任せればいいのだ。

 

これも、構造・仕組みを理解すれば、お互いを対話させたり、お互いの気持ちに寄り添うなどして、信頼し合えばいいのだ。

 

これも、自分自身の内側のことなので、構造や関係性がわかれば自分でコントロールできるだろう。

 

と、このようにして、自分の内側の戦いをインナーゲームと呼び、セルフ1とセルフ2の存在を認めれば(構造を理解すれば)、コントロールできるようになるのだ。