Jazz Record Bank 『When Sunny Gets Blue.』 -68ページ目

These Foolish Things(Barclay)他/Lester Young

  
思いのほかといったら天国のレスターに怒られちゃいそうだけど、

とにかく先回の酔っ払いレスター は好評でした。

7inchシングル盤でもいい感じのジャケットがあったはずだと探してみると2枚程出てきました。

邪心だらけの大人にカメラを向けてもサッと装ってしまい自然な表情は撮れないものですが、

左側ジャケットのレスターはどうです?
美味しい話をちらつかされて、思わずニヤケてしまった感がバッチリ。
憎めない人だったんだろうなぁ。


転じて右ジャケットの、テナーを吹くレスターのかっこよさったら!
決めるときは決める!やっぱりこうでなくっちゃ、

と思うわけですよ。
  

Left Alone(Angel Records)/Mal Waldron

   
ただ一曲の為に大枚をはたく事がどうしてもできず(小心者です)、廃盤店で出会う度に悩んだ挙句、

結局いつもスルーしているオリジナル盤でしたが、ジャズ批評か何かの対談記事で、

レフトアローンのAngel Records(東芝音工)盤があるらしいという記事(当人も見たことはないらしい)

を見て、『僕が買うならこれだな』と狙いを定めていたのがこのレコード。

そういえば1年程前に同じくAngel Recordsの紹介 をしてから久しく掲載していないことを

思い出して本盤を取り出してきました、ペラジャケットの赤盤ですよ。


Bethlehemのオリジナル盤で音質のよさに感動した記憶はあまりないのですが

(ちょっと自信ないです、反論しないでね。)どうしたわけかこのレコードは、

暗闇の彼方からただひたすら真っ直ぐにマクリーンのaltoが迫ってくる感じがあって気に入っています。
巷に氾濫してるとはとても思えないAngel Recordsですが、このジャケットでロゴマークを脳裏に焼きつけ、

街で出会ったら即効ゲットしてみてください。


※本盤は図書館で貸し出ししていたレコードのようで、裏ジャケット右上に番号シールが張ってあります。

  底抜けやピンホールには異常に反応する僕ですが、このようなものや前所有者の書きこみには不思議

  と嫌悪感を抱きません、逆に愛着がわいたりするんですよね。

The Art Papper Quartet(Tampa)

    
他にも理由は多々あったのだろうが、小学生のころ左利きという理由でクラス担任から、

『筆を持てない(左では習字ができないの意)カタワがこのクラスには存在する。』
『親の顔が見たい(右利きに直さなかった親を責めている)。』

と、事あるごとにクラス中に響く大声で罵倒された。

確かに現在と違って左手で飯を喰らい、絵を描くサウスポーは当時においては稀な存在で、

昭和一桁生まれの教師には存在そのものが異端に見えたのだろう。

子供心に理不尽さを感じてつらかったが、強い支えがあったので僕はちっともくじけなかった。


サダハル・オーである。


左腕で投げ、左打席に入ってHRを量産する彼をいつしか神と崇めた僕は、

夜になるとラジオに耳を吸いつけて巨人の動向に、神の一挙手一投足に神経を尖らせた。

後楽園球場前の駐車場で待ち構え、『ホームランをお願いします』と硬直して言う僕に、

『宿題はやったのか?』と切り替えされた思い出は忘れられない。


だが、そんな僕の現人神も半分の身体に痩せ細ってついにユニフォームを脱いでしまった。

このレコードは神がまだ高校生だった1958年に巨人軍と契約し、輝ける将来に希望を託したと

同年に、キングレコードから発売されたペラジャケット10インチのフラットディスク国内盤。


I Surrender,Dearを、積年の感謝を込めて。