Ballads(Impulse)/John Coltrane
↑国内初期(ペラジャケ)モノラル盤
↑国内初期(ペラジャケ)ステレオ盤
例え演奏内容に極力触れない奇妙な音楽ブログではあっても、
記事を書く前に一度は針を載せて聴かなくてはと思っています。
礼儀とは思わないけれど、それをすることで何か感じるものが多少はあるのだから。
と、そんな理由で久しぶりに大横綱Balladsが我が家のターンテーブルでシコを踏みました。
こういうテイストならば、大音量でも文句は言われないだろうといつもよりもかなりの割増で。
やっぱりというか案の定というのか、VANGELDER刻印の豪放な音に反応して、
普段はペットとサックスの違いにも鈍感な家内が『これ、知ってる』と吸い寄せられてきました。
面白いので国内ペラジャケ盤も続けて聴かせて音質の違いを体感させると、どうして僕が
同じレコードを何枚も買っては聴き比べをして一喜一憂しているのか少しは理解できたようです。
サンキューヨコヅナ、あんたのおかげだよ。
意図的に作られたのかどうかはわかりませんが、オリジナルと国内初期(ペラジャケ)盤とは
ジャケット右上の『Ballads』の文字色が微妙に違い(オリは緑系、ペラは黄系)、
オリジナルのダブルジャケットの中の掲載写真がペラジャケでは裏ジャケットに採用してあります。
オリジナルの写真は深みがあって手にするとダブルジャケットの重量感と相まって、
他を寄せ付けない威厳のようなものを発しているようです。
Down Home(Bethlehem)/Zoot Sims
'DOWN HOME'はブルース用語で、『気取らずに』とか『気軽に』と言った意味で使われるらしい。
オリジナルジャケットからその意味を見出すのは難しく、(強いて言えば着古したセーターか)
このタイトルはきっと演奏内容からイメージしてつけられたのではないだろうか。
ところが一転して1977年フランスで発売された別ジャケット盤では、ブルース用語なんて関係なく、
'DOWN HOME'を本来の『故郷に帰る』とストレートなとらえ方をしてジャケットを作ったようで、
その対比が面白いと思って購入しました。
特段感じ入る、デザイン化されたとはいえないフランスジャケットですが、
休日前夜に車で帰省を急ぐ雰囲気がよく感じられて、個人的には気に入っています。
(日曜の夕方4時頃に放映しているC級映画のワンシーンみたいでしょ?)
何故か手放せないレコードってありますけど、僕にとってはこれがそれです。
←オリジナルジャケット
John Jenkins Cliff Jordan Bobby Timmons(NewJazz)
自分の持つ全ての才能を握り飯のようにギュッギュッとひとつのカタマリとして凝縮し、
ためにためてカメハメ波のように一気にドカンと大放出させていたのが当時のジャズマン達。
John Jenkinsにとっては1957年こそ、BLUE NOTEでのリーダー作やMcleanとのAlto Madnessなど、
そのカメハメ波を惜しげもなく繰り出した唯一の年だったと言って差し支えはないだろう。
このレコードはTOP RANKが出した別ジャケ盤で存在感はごらんの通り、
オリジナルジャケットよりも雰囲気があっていい感じでしょう?Timmonsかっこよすぎ。
中古店でエサ箱から取り出したときはドキリとやわな心臓が波打ちましたからね、いい出会いでした。
こういう安価なレコードをいつまでたっても喜んで買っている僕は、
欲しがるレコ-ドは珍しいものだけという不健康なコレクターよりもずっとましだと自覚できますよ、
安心安心です。
TOP RANKはBobby Timmons名義にしてるけど、
このアルバムは誰がリーダーでもありません。
青々とした若々しさを存分に、
爽やかにハードバップを演じています。
←オリジナルジャケット







