Jazz Record Bank 『When Sunny Gets Blue.』 -17ページ目

Lester's Here (Norgran)/ Lester Young

Jazz Record Bank 『When Sunny Gets Blue.』    Jazz Record Bank 『When Sunny Gets Blue.』

再発を繰り返した国内製作の人気盤は、現在サバ味噌定食と同程度の価格でエサ箱に並んでいますが、

不思議とこのあたりのレスターヤングは徳俵いっぱい踏ん張っているようで、

先日も数年前と変わらぬ値付けで置かれてありました。


何となくだけど、理由はわかる気がします。
こういうアルバムは欲したときにいつでもすぐに取り出せる場所に置いておきたいからで、
みなさん(もちろん僕も)簡単には手放せないランクに位置づけているからではないでしょうか。
市場は枯渇し、見つけた方ば迷わずレジに向かうことでしょう。
それだけ味わい深くすばらしいレコードってことですよね。
身につまされるような気持ちになるこの叙情性、涙が自然とこぼれ落ちてきます。


気づかれていたかもしれませんが、
ジャケットのコーラ瓶奥の譜面は、Billy Holidayが唄って人気になった『All Of Me』のようです。
このアルバムには入っていない曲ですので、

レスターの象徴と言えるポークパイ・ハットと並べた構成に、デザイナーの思惑が感じ取れますよね。


ずいぶんと、粋なことをするものです。

Django (Artone) / The Modern Jazz Quartet


Jazz Record Bank 『When Sunny Gets Blue.』 Jazz Record Bank 『When Sunny Gets Blue.』

日本ではあまり人気があるとは言えないMJQですが、僕はこのdjangoを筆頭に聴く機会が多いです。

『django』を聴くと、若い頃隣り町の五反田ゆうぽうとに彼らを観に何度も足を運んだこと、

そのときにMilt Jaqusonのサインをもらったことやそのときの様子など、
当時の自分の有り様を印象的なメロディと合わせて楽々と思い出せることができるのです。

もう少し齢を重ねれば、さらにターンテーブルに載せる回数は増えるような気がしますね,、

とにかく落ち着くし。


『ジャケットは細部まで眺め倒すべし』と、いつか(偉そうに)書いたことを思い出し、

このオランダ盤別ジャケをじっと見つめていたら、『あら、このモデルさんは?』と

以前紹介した同じくARTONE盤マイルスの『RELAXIN'』 と同じモデルさんと気づきました(違うかな?)。


ま、僕の気がつくことはたいがいどうでもいいことですけどね。(笑)
Jazz Record Bank 『When Sunny Gets Blue.』   Jazz Record Bank 『When Sunny Gets Blue.』
↑ミルトのサイン(レコードはFontessa) ↑Artone盤のマイルス『RELAXIN'』別ジャケ。

Rockin The Boat (BlueNote) / Jimmy Smith

Jazz Record Bank 『When Sunny Gets Blue.』 Jazz Record Bank 『When Sunny Gets Blue.』
このアルバムの録音日を調べると1963年2月7日で、先回紹介のplayer meet'inの録音日が翌日の2月8日。
お気づきの方もおられるかと思いますが、スミスさん同じ服装ですからね、調べようとも思うわけですよ。

Rockin The Boatジャケットにルーさんが写っていないので撮影日はタレンタインが一緒に写っている方の

Player Meet'inの録音日かと思うけど番号が近い(4164と4141)ことから発売日はそう遠くないと思え、

もう少し気を遣ってジャケット写真を選定すればよいのにと思いますが、

時代の移ろいにBlueNoteもそろそろ雑事に気が回らなくなって来た頃なのかなと、勝手な想像をしています。


内容はタレンタインを大きくフーテャーしたPlayer Meet'inほどパパルーさんは前面に出ておらず

どちらかと言うと黒子に徹した感じがありますが、

B面ラストの『Trust in Me』で面目躍如。

ファンとしては、最後の最後でほっと胸を撫で下ろすことができますね。