Jazz Record Bank 『When Sunny Gets Blue.』 -15ページ目

Sarah Vaughan (Emarcy)

Jazz Record Bank 『When Sunny Gets Blue.』 Jazz Record Bank 『When Sunny Gets Blue.』
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神懸り的なトランペットが燦然と輝くHelen Merrill with Clifford Brownに比べて

参加メンバーに自然に振り分けられたソロスペースに、どこかほっと落ち着いた印象をもつこのアルバム。


録音日は1954年12月18日で、Merrillの録音日(1954年12月22日~)と一週間も空けてないことを考えると

あまりに違うブラウニーの扱い方の理由をきちんと知っておきたいところですが、

スタジオジャムセッションで録音(1954年8月)されたDinah Washingtonとの競演盤まで含めて考えれば、

おぼろげながらプロデューサーの意図が見えてきそうです。


今回の掲載はEmarcyでは12inchよりも面白いジャケットが多いと感じている7inch盤に振り分けられた4枚。
録音風景を撮影した写真は、裏面も含めてじっくりみて頂きたいところです。

匂いまで感じてしまうほどの、熱気に満ちた雰囲気を感じ取れますね。


↓ずいぶん前に掲載したブラウニーの7inch特集です。

※Clifford Brown 7inch Collection

Miles Davis in Person〔At The Blackhawk〕(Fontana)

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↑Friday Night at the Blackhawk ↑Saturday Night at the Blackhawk

レコードを常習的に音楽を聴いていると思いもよらぬ発見ができるのが、携帯型デジタルプレイヤー。
つい先日もスキー場に向かう新幹線の車中、目を閉じて挿入された全ての曲をつぎつぎと

ランダム再生で聴いている途中、突然この『in person』が掛かった時は、
『!マイルスってこういうことか!』と、

目が覚める思いがしました。


直前・直後にかかった曲が陳腐に聴こえるほどの戦慄な印象と高水準な演奏内容、そしてカリスマ性。
ジャズ広しと言えどモダンとか新主流とか、フリーとかビバップとか細かく細分化されたなかで、
そのどれにも当てはまらない、『マイルスデイビス』というジャンルがあきらかにそして確実に、

存在していることに(今更ですが)気がつきました。


僕らのはるか後の世代、100年とか200年後の社会では

『どんな音楽を聴くの?』という問いに

『Milesさ!』と答える人がいるのではないかなぁ、とはいつもの空想です。


オリジナルジャケットもいい雰囲気ですが、
掲載の欧州fontana盤の別ジャケットは、また格別な味わいですね。

前回掲載のMcgeeに引き続いてのモノトーンな色調ですが、

このジャケットならば、文句のつけようもないはずですよね。


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The Return of Howard Mcghee (Bethlehem)

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Mcgheeが日(陽)いずるかの如く下手(しもて)から浮かび上がってくる印象のジャケットは、

写真・デザイン共にやはりというか巨匠Burt Goldblattのもの。

モノトーンで統一された色調は、闇(引退)からの復活を強くイメージしてのものでしょうか。

ある特定の、情熱に似た感情を受け手に連想させる、灰汁(アク)の濃いジャケットと言えますね。


Lover Manなどのバラード系に耳が興味がわく内容は、Mcgheeとはいえビバップ的な印象は受けず、

メンバー(S Shihab(ts) D Jordan(p) PHeath(b) P J Jones(ds))からも推測できるとおり

モダンに徹していて、大物感ただよう素晴らしい演奏です。


掲載は知る人ぞ知る、東京芝浦電気㈱のペラジャケ盤『エンゼルレコード』。

美くしすぎるセンターレーベルもあって、僕のペラジャケ蒐集の中では王道を行くものです。

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↑モノ盤センター(黒盤に見えますが赤盤です)  ↑以前掲載のステレオ赤盤センター