Work (Celson) / Thelonious Monk & Sonny Rollins
新年1回目の掲載を予定していた、年末に自分自身へ贈答した“お歳暮レコード”は
またの機会にUPすることにして、2011年の幕開けを飾るレコードは『美しいものにしよう』と、
家内の実家に向かう途中、高速道路から夕陽に染まる真っ赤な富士山を見て、
ぼんやりと考えを改めました。
レコードの整理方法は他の方々と、そう大差ないと思っていますが、
このレコードは好きなミュージシャンであるロリンズやモンクの棚にあるべきはずなのに、
なぜか素っ頓狂な棚に収納されてあったことが、今まで掲載していなかった原因かもしれません・・・
『あれ?ない!』
見つけ出すのに半日潰れました。(-。-;)
モデルのポージングやサイケデリックな服装も含め(赤い靴の何とまぶしいことでしょう!)、
完璧な構成美を誇るこのレコードは、
僕のコレクションの中での『美』のカテゴリーでは長い間トップの座に君臨し続けています。
『美しいもの』に説明などは無用でしたね。
本年も、どうぞ宜しくお願いいたします。
Fishin' in Stockholm (Metronome) /Freddie Redd
1年ほど前に知り合ったある若人は釣りを趣味にしていて、
話を振るとすぐにスイッチが入るのか途端に眼の色が変わる。
『水溜りを見ても魚を思う』と真顔で話す猛者で、
『昨日**万で専用ボートを買っちゃいました』と散財の話でも表情は明るく、
いつも『手作りのルアーで商売をしたい』と口癖のように語り、希望に満ちた頬は紅潮を始める。
こういう輩は魅力的だと思うし、好意的に接したくなる僕の性格は、健全だと言える。
気がついたときには精神的にも金銭的にもどっぷりはまり込んで抜け出せなくなるのが
『趣味』というもので、『さて、何か趣味でも作りましょうか』などと
悠長に探して見つかるものなどではないと思うのだが、
それにしても『趣味は?』と問われて考え込む人が多いのは、いったいどうしたことだろう。
ジャケットのFreddie以下三人が釣りを趣味にしていないことなどはこの写真から一目瞭然だが、
このレアな7inch盤を欲しがる人間は、間違いなくジャズを趣味にしているはずだ。
Freddie RedのMetoronome3枚の7inch盤とNIXA12inch盤全てを手に入れるのに
僕はいったいどれ位の年月を要しているのだろう。
しかし、残りはこれであと1枚。
次年の願掛けにと思い、本年度最終掲載レコードに選びました。
来年もよろしくお願いいたします。
Something Different (SteepleChase)/Dexter Gordon
Horace Parlan やKenny Drew、Tete MontoliuにBarry Harris といった欧州時代の手馴れたピアニストを
現地のギタリスト、Philip Catherine に代えた事がタイトルの『Something Different』なのでしょうが、
僕が感じる演奏内容はいつもとそう大差なく、
70年代の彼の大きな魅力のひとつ、「いつも通り」のロングトールデクスターを堪能できます。
エレキとアコースティックを駆使するCatherineですが、
アコースティックを使ったInvitationが一番ノッテル感じがします。
パッと映えるジャケットの少ないSteeple Chaseの中でも、
その代表格のような写真を中央に配しただけのありきたりなものですが、
不敵に笑うデックスのかぶる帽子と同色で統一された写真の縁取りと全ての文字色に、
ほんの少し遊び心を感じます。





