Jazz Record Bank 『When Sunny Gets Blue.』 -114ページ目

The Trio(英London) / Kenny Clarke


        
「お洒落とは隠すことだ」と識者が言っていた。どういう意味なのかよくわからなかったが、

加齢で白髪が増えれば染め、首廻りの皺やたるみが目立てばスカーフを巻いて装う。

そういう行為のことを言いたかったのではないだろうか。


隠す事が美徳ならこの人にもその言葉はあてはまる筈だ。
テクニックをひけらかさず、あくまでもさりげなく、なにげなく、さらりと演奏する。
聴く者は心地よさげに瞳を閉じ、パチンと指を鳴らしてご満悦だ。

「Hank Jones」 なんて "お洒落" なピアニストだろう。


ジャケットも、欧州(イギリス)の洗礼を受けて、しなやかに Dress Up.


小粋なピアノトリオをご所望の貴兄に。


↑オリジナルジャケット    ↑センターレーベル

Chet Baker Sings(PacificJazz) / Chet Baker

今回は、いつもとはちょっと趣向をかえて

大好きなChet Baker Singsをつらつらっと並べてみました。


これが10inchのオリジナル盤

altomanの先輩は、既にこれを3枚も所有しているのに、さらに状態のいい4枚目を探しているようです。

すごいですね、おそろしいですね。



12inchのオリジナル盤。

廃盤屋で意外と見かけないのは、みなさん愛聴盤で手放せないのではないでしょうか。


英国のVogue盤、こんなのもあるんですよ。



FreshSoundの12inch盤は10inchオリジナルジャケットに微妙な着色がしてあります。

FreshSoundのCDは今でもこのジャケットを使用、レコードの販売期間は案外短かったと記憶してます。



国内ペラジャケ盤(Joe Passギターのオーバーダビング盤)

このレコードは2ndPressが赤盤で1stは黒盤になります。帯付がちょっと自慢。

チェットさんチェットさん、ギターもいけるの?聴かせてくださいよ!


    

国内ペラジャケ盤

レコードのナンバーがPFJ5008はこれだけ。なんと昭和32年10月発売のALWAYSな一枚。

東京タワー竣工前にこんなレコードが発売されていたなんて!

購入時以外は一度も見たことありません。ひょっとしてオリジナルより入手困難!?




おまけに紙ジャケットのCDを2枚。

左が通常盤、右がJoe Passギターのオーバーダビングステレオ盤。

通常盤の音質は悪くないですよ。

(10inch録音部分と追加曲の12inch録音部分で音質ガラッと変わりますが)


以上です。

レコード6枚にCD2枚を一回のブログネタに使用してしまいました。

大 『盤』 振舞いとは、まさにこのことですね。



お後がよろしいようで。

Now's The Time(RCA) /Sonny Rollins

 

別に驚かないけれど、当時のMiles Davis Quintetのメンバー

(Herbie HancockとRon Carter)がいるのが印象的なRollinsのスタンダード集。


時代特有のものなのか録音技術のせいなのかわからないけれど、

アルバム全体を支配する乾いた空気感が臨場感を高めている気がする。

センターレーベルは一応ドッグマークなものの、

いまいちOriginalの確信が持てないaltoman所有のこのレコードだが、音は抜群にいい。
分厚いテナー音が洪水のように溢れ出し、

我が家のPoorman'sJBL は悲鳴をあげて溺れているようだ。


なぜRCA時代のRollinsの評価はさほど高くないのだろうか。
まっさらな耳でもう一度聴いてみて欲しい。


St.Thomasを

Round About Midnightを。