沖縄に棲息する2種類の月桃
上記地図は船越英伸氏による月桃の分布図です。
緑で囲まれているエリアが月桃(シマゲットウ)のエリア。
赤で囲まれているエリアがタイリン月桃(ハナソウカ)のエリアです。
沖縄県では南北大東島がタイリン月桃のエリアになります。
北大東島のタイリン月桃
タイリン月桃の開花時期は4月~5月ですが
北大東島では7月に入っても開花中の花がありました。
しおれ気味ですが開花している花序がありました。
開花するが結実しないタイリン月桃
タイリン月桃葉大きくて艶やかな花が開花します。
たくましく見えます。
しかし・・・・。結実しません。
同日の合一の株の偽茎(ぎけい)の先端に開花した花序ですが
結実せずに枝?というか骨?というか・・・。
実がついていません。
同様の枯れた花序が多数ありました。
結実したものは一つもありませんでした。
落下して亡くなったのではなくて結実しなかった事例の写真と言えるようです。
タイリン月桃は月桃と烏来月桃(うらいげっとう)の交配種
月桃の雌しべに烏来月桃の花粉が受粉してうまれた月桃がタイリン月桃といわれています。
詳細はわかりませんがタイリン月桃の花粉の力が弱いため受粉しtrも結実できないようです。
タイリン月桃と月桃の交配種が結実することがあります。
精油の成分などを安定させるためには交配種が増えることは好ましくないことかもしれません。
しかしこれを問題視するほど月桃関連産業、特にアロマ関連産業の規模が大きくないため政治的な対策は打たれていないのが実情です。
野生はともかく、栽培するときは畑を離して栽培するべきかもしれません。
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