沖縄では月桃の花は開花期を終えようとしています。
開花している月桃もまだあるのですが、多くの花序は子房が膨らみだして若草色の膨らみを見せています。
若草色にふくらに出した子房の先に残っているものは苞の名残です。
苞(ほう)は開花する前の蕾の中にある蜜を昆虫から守るための鎧のような役割をする部分です。
月桃の花を分解してみると
右側の一粒状態の部分は苞であり、その内側に花弁があります。
苞はこの状態で昆虫に蜜を先取りされることを防ごうとしています。
コン状態で蜜を吸われてしまうと月桃は受粉できません。
左側のひょうたん型に見える花について
根元側が苞でその先の部分が花弁です。
花弁が開いて昆虫が花の中に進入して蜜を吸うとその時に月桃は受粉できます。
子房の外側の枯れているものの正体は?
先端は苞の名残、球場の若草色の部分が子房から果実に変化しつつある部分。
その外側、というか、付け根寄りの枯葉のような色の部分の正体は・・・?
稚拙な知識ですが・・・
これは萼(がく)ではないかと思います。
一般的な花だと萼があり、子房や柱頭や雌しべがあり、これが花弁に包まれている構造です。
月桃の場合は開花前では花弁の外側に鎧の役割の苞があり,萼は小さくて目立たない存在なのが花が枯れると額が目立ってきたり花弁と一緒に枯れ落ちてしまうのではないかと思います。
上記画像の月桃の花では萼がしぶとく残っていたのではないかとも思います。
更に若草色の子房(結実しつつある果実)のない萼?は受粉できなかったかなではないかとも思いました。
月桃についての情報がまだまだ少ない
月桃について記されている植物図鑑は数少ないながらも最近は増えてきました。
しかし、この辺まで解説されている図鑑には巡り合ったことがありません。
残念です。
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