雨の夜汽車に揺られて揺れて
ブログネタ:夏に行った場所は?【豪華プレゼントが当たる】 参加中元々放浪癖の強い小生このところ本気で生活にも困窮しようやく落ち着いたと思う矢先に大切な人や大切な生命を霊山に見送るそんなことが続いてちょっと精神安定目的の放浪へ一日ですが出掛けましたさて平成27年08月21日金曜日数日前に用務帰りに立ち寄りました金町駅みどりの窓口昼下がりのヒマな時間でちょっと尋ねてみましたら往復取れた「指のみ」「指のみ」とは指定券だけの意味でやりとりの中で担当さん小生素性が分かったらしく「あ、乗車券や割引証は良かったですか?」もう三十年くらい前に無関係者ですからねそのまま発行して頂いた「SL YOGISHA碓氷」編成は不明でしたけれど昭和初期それこそ日中戦争突入の時期に製造されたその昔磐越西線でも活躍したスハフ322357に乗ってみたくなりましてで当日青春18きっぷを数年ぶりに手にしまして先ずは東北本線を北上し宇都宮へ気になる蓄電池電車とやらに乗ってみましょと言うことでま・・・・飽きました(笑)気を取り直して宇都宮へ戻りまして懐かしいジーゼルカー(キハ40形式)の旅客になります←キハ401007。第331D列車数年間毎年夏に成りますと北海道へ参りまして幾度となく使った気動車の半分がこのキハ40形式ただこの烏山線のキハ40形式は北海道に居たものとは異なり二重窓小窓設計や暖房強化・台車空気バネなどない簡易設計某鉄道模型メーカーNゲージ車両として発売されたのがこちらのものです車内もだいぶ異なり冷房に長手座席(ロングシート=通勤用の長椅子)更に今日では発動機も換装されて趣も違いは致しますがエンジンの音と振動これが「旅」←烏山駅小生が初めて烏山駅に参りました頃はもっと風情のあったものでしたが何だか綺麗になっていて居心地の宜しいものではありませんでした更に駅前周辺に喫煙可能な場所が見つからず13時01分に到着して13時59分に折り返すまで1本しか吸えない健康に良い観光地に・・・第334D列車でそのまま折り返し変化の激しい車窓の風景を満喫しまして更に小山から両毛線に乗換晴れていれば両毛線もなかなかに景勝路線ですがあいにくの雨天で雨に煙る野州の旅に両毛線は可愛い女の子が多いいや精神的印象ではなく実際にそうです栃木は可愛い子が多いんでしょうか夕方に高崎駅へ着きましてここからが今回の旅の本番群馬に入るとまぁそんなに可愛い子は見掛けない・・・が!立ち止まってしまうくらいの美人がちょいちょい北関東は美女の産地でしょー←その列車以前高崎客車区と申しました区画は今も客車の基地でして菓子折り持って幾度か訪ねた懐かしい場所当該列車は18時34分高崎発それまで空腹を満たそうと思いましたが狙った駅弁がなくて泣く泣くロッテリアに・・・朝も宇都宮駅の吉野屋の牛丼でしたし全く旅の風情のない旅に・・・もっとも思い付きで飛び出して手持ちの銭もなくてってな旅ですからそこは我慢iPad故障でメインのカメラを五月に買いましてその慣習訓練も兼ねての旅で座席は先頭客車の5号車スハフ322357ニス塗りを繰り返した壁と座席枠ちょっと心が踊り・・・列車は定刻に発車しまして右手に上越線を見て西へ向かいと・・・社員さんが回って来て観光リーフなどと共に「折り紙」を配布・・・いやいやいやいやいやいやまぁ乗心地は良い方のTR23台車装備たるスハフ32形式なれどもそんなに明るくはない在来型一般客車の車内で折り紙、とな・・・そんなこんなですっかり夜になっておりまして途中の安中駅ではホームへ出て気分転換←安中駅この列車は先頭と後尾に機関車が付いておりまして先頭横川方はDD51842機後尾高崎方はC6120機DD51機とスハフ32のデッキ国鉄の頃北海道函館本線で幾度となく乗りました本家「ムーンライトエクスプレス」(41・48列車)を思い起こさせるシーンでまるでデジャブな気分でも悪くはございません←その側面列車は段々と坂を上がる軌道に入りエンジンの音も振動とともに伝わります車窓から外を見ると家々の電灯や街路灯そして自動車のヘッドライト時々過ぎる踏切の点滅と信号機の赤灯これが夜汽車!と堪能していた小生の反対ボックスに可愛くて若い女の子が2人登場し「それでは!じゃんけん大会!」・・・いやいやいやいやいやいやいやいや意地でも参加しませんよ「ご一緒にどーぞ」なんて飛び切りの笑顔で微笑まれても嫌結局今日のJRさんにしろJR企画さんにしろ「本物の夜汽車の風情」は知らないんだろーなーと言うのが小生の分析です確かに小生座席の周囲はカメラを構えた学生さんや若い方ばかり群馬県高崎市を中心に考えても昭和57(1982)年11月15日朝で定期列車としては廃止された在来型一般車33年も空白があれば理解も出来ないのは無理もありませんこのレトロ客車やら旧式客車やらと言われる在来型一般客車による東日本旅客鉃道管内に於ける本気の「夜行」は小生の関わりでは平成02(1990)年05月25~26日実施「ドリーミングムーンライトエクスプレス」(北534号団臨/在来車4両)がラストその後横浜の鉄道ファン団体による信越~中央線夜行が最後でして20年のブランクがございます←スハフ32車内鉄道模型メーカー勤務時代お世話になって若くして亡くなった先輩がともかくこのスハフ32の旅がお気に入りで生前「もう一度オマエがやれよ、オマエの夜汽車に乗りたいんだ」とでは再びと約束して結果として今も果たせずにおりますそれが出来るまで墓前に伺えないと覚悟を決めてこの体たらく一応は重連運転なもので先頭機関車の汽笛が鳴ると後尾機関車の汽笛も聞こえますプッシュプルと申しますがこの二つの汽笛が心地良いのです←横川駅19時36分列車は横川駅に到着致します跨線橋から覗くとまぁ何と素晴らしく時代錯誤な光景が・・・で小生は堪らずに改札を出て喫煙場所へ蒸気機関車の煙に巻かれる汽車に乗り「禁煙」などとはさも阿呆らしではございますが今日はそれが趨勢雨も強くなる中横川駅1番線ホームでは地元の太鼓グループが熱演中なのは良いのですが間断なく演奏されると煩いだけですわここで誤算こんな企画なものですから横川名物の峠の釜飯売っていない訳も無い!あさっきのチーズバーガー・・・とちょっと誤算に反省まぁ気を取り直して座席へ往復で同じシートではありませんが再び誰も居ないボックスに身を沈めて天井を眺め・・・あれ無い!以前は二列のサークライン(丸蛍光灯)に扇風機だったのに・・・もっとも近年手動だった客扉も半自動になりまして車体側面に開扉灯が付いてましたしトイレも改装されてクリンペットになり汚物タンクを装備して都会でもトイレが使えるしかし蒸気機関車に使う客車だと言うのに洗面所が塞がれておりまして・・・つくづく「乗っていない」者の視点が嫌味に感じる次第20時06分今度は蒸気機関車を先頭に高崎へ戻る旅ですが・・・第一ホームの太鼓ぉな皆様の熱演は続き出発の汽笛も聞こえない・・・でこれが支障します一度は走り出した列車がガクン!と急停止再び走り出してガクン!?御客様一名が乗り遅れて・・・放送が聞こえなかったのか急停止事案に・・・汽車の旅に於ける最高潮はこの「出発合図」の汽笛なんですよこれは流石に頭に来た!いやそんな「浪漫」が主題の企画だろーが!多面的な感性と各々その「本物」を知る世代が唸る「再現」に企画主眼を置かないでお祭り騒ぎは無いだろー!ま列車は遅れにも成らない遅延で出発碓氷の峠道を静か・・・でもなく降りる中車窓は数えられる程度の電灯と信号機と自動車と・・・後は吹き込む涼風ちょっとシンダ(石炭カス)が混ざってますが・・・往路と違って静かな復路乗客数も確実に少ないので横川駅で降りて帰宅となった地元関係者もいたのでしょうか?この間にと5両編成の車内を歩き回りますスハフ32形式は比較的軽い音がしますダタン・・・ダタン・・・隣のオハ47形式も同じ台車ですが先頭のオハニ36形式11号はTR50台車と言う軽量化台車の為かスタタン・・・スタタン・・・と軽い音で跳ねも強くあります北海道でC623機に関わった者としてそちらで使っていたスハフ44形式はTR47台車と言う重い下駄(台車)でズコドン・・・ズコドン・・・と重い音がします反面跳ねは少なくて眠気を誘います時折ポーっとC6120機の汽笛が上州の山々にこだまして聞こえます外は雨真っ暗な中に飛び過ぎる踏切の警報機そして路面を照らす照明小生は目を閉じて青春時代を想起しました人様から見れば決して成功した人生でも幸福な人生でも無いのでしょうでも青春時代に激動を体験し日本鉄道史に残る奇跡を体感し希有の人物と関わりとにかく暴れた・・・あ今も暴れてますけれど変態ですがこれ程の幸運を体験出来た人生全く威張れるものです無論それは小生が偉いのでも凄いのでも無くその中に関わり叱られ褒められしたまさに希有の大人物たちが強烈な個性を持つが故に評価大きく異なるも当代一流の人間ばかりだったそして今も当代一流の大人物たちが周囲にある小生の人生と言う鉄路の旅が適正かどうかその評価は無意味でむしろそんな先達たちから託された「未来への夢の設計図」をきちんと後世に伝えることが自身の出世の本懐なのではないかと・・・21時09分そんな旅は1時間では短過ぎますせめて水上までのルートで乗りたかったものですがただ高崎に定刻到着までに機関士さんはじめ同乗の運行職員さんたちが雨に濡れながらも駆け回り暗いなかで点検や確認を重ねる姿に感動を覚えたものです←高崎駅この牽引機関車がC623機だったかも知れないその渦中多少関わりがあるものですから内心ちょっと複雑でしたがここはこの土地はロクイチで良かったそう確信しました数字だけでしか機械を知らない馬鹿には「ロクニのストーカー」つまりC62形式蒸気機関車に於ける自動給炭器の重要性が全く解らないその機械はその自動給炭器を装備するそれを大前提として図面が引かれたもので言い換えれば弾丸を撃たない鉄砲電源の無いパソコンバッテリーが使えない電動アシスト自転車ネスカフェの入っていないコーヒーですよ数日間とにかく睡眠時間が短くてってな矢先の旅帰りの上野行は高崎機関区を横目にしたあと記憶がございません・・・上野駅に着くとその日最後の下り運行だった「北斗星」の残滓は全く感じられず雨も晴れて日常の酷暑な東京でしたが後にも先にも小生の原点はこの場所そう再確認した真夏の夜の夜汽車でございました。