もしも 気になる女性が複数いるとして

その人達の心の中を覗けるとしたら

彼女達の気持ちを僕は除くだろうか


きっと 甘い誘惑に誘われて 僕は覗き込んでしまうだろう

そこにどんな怒りや哀しみが潜んでいるとも知らずに


全てを知ってしまうことが 必ずしも幸福だなんて言えない

僕の事をどう想っているか以外に大切なものが

心の中には たくさん たくさん 浮かんでいるのだから


僕が彼女達のそんな気持ちを知ってしまったら

もう 一人だけを愛することなんてできないだろう

いや 誰一人愛することができなくなるかもしれない


それなら知らないほうがマシだなんて

そんな薄情な事を考えることもできなくて


だから そんな気持ちの欠片を

少しだけでいいから教えてくれるならば

僕はその人のことを忘れられなくなるだろう



不思議な穴を覗き込んでしまったが故に

人に合わせて苦しむことに

僕はもう疲れてしまったんだよ

君の望むような僕でいることが

どれだけ根気のいることかなんて

君はどうやって知ることもできないし

そんなことなんて僕は望んでいない

それでいいんだと思っていたし

それで今までやって来れたから


もし 誰かが僕に合わせてくれているのなら

そんなこともう二度としないでくれないか

そのことに気づいてしまった時の哀しみを

今から想像するだけで寂しくなってしまうから


ありのままの君でいることが

僕にとっての幸せだろうし

君にとっての幸せになるだろうって

そう 僕は思うんだ


さよなら 夏の日 僕は明日へと旅立ちます

君の事を思い出すことがあるかもしれないけれど

きっと それは良い思いでばかりではないでしょう

時と共に育っていった友たちに 嫉妬を覚えた日かもしれない

空に光る花火が散っていく切ない光景かもしれない

けれど それらは僕の中に大切に仕舞われていて

思い出される価値のあるものばかりなんだ


さよなら 夏の日 僕は過去を背に生きていきます

億万の思い出と共に 未来という海原の彼方へ

もし その旅の途中何処かで僕に会うことがあったなら

君たちも僕と同じ光景を思い出してくれることを願う

心の奥に秘められた 淡い片想いの記憶や

君たちと過ごした 平凡だけど最高の夏を

鮮明な記憶でなくとも ぼやけた曖昧な記憶でも