雨と泪 -27ページ目
アルバイト最終日を終えた
いつにも増して忙しい日だった
ゆっくり話す暇も無かった
けれど それがバイトの雰囲気らしいとも感じた
いろんな人から贈り物を頂いた
直接貰ったものもあれば
ロッカーに間接的に置かれていることも
なんだか 暖かい気持ちになった
自分の居場所を探して
自分がどうあるべきかって
本当の自分は何かって
結局確かなものを掴むことはできなかった
けれど そこには自分の居場所があったんだ
モノという形あるもので表されて
キモチという見えないものを感じた
自分は本当に鈍感で
抜けている所があるけれど
そこに自分がいなくなる時
はじめて自分がいた場所を見つめる事ができる
ネガティブで自信が持てないけれど
それを含めて自分を見守ってくれた
ありがとう
体調管理には気をつけたい
今日久しぶりにアルバイトに出て思った
久しぶりの職場お楽しみにしてたのに
風邪気味のおかげでイライラしてしまい
なんだか楽しくなかった
何事も気持ち次第で変わってしまう
仲の良い友達の関係さえも
自分の気持ちが荒んでいれば
いとも簡単に壊れかねない
簡単だけれど大切な事
一度できた繋がりを
無くしてしまいたくない
できれば 繋がっていたい
そんなことを
ぼんやりした頭で考える
駅前の路上ミュージシャン
の横で背広姿で煙草を吸う
自分より年上か年下か
もう わからなくなってしまった
ホテルの一室を借りての研修
半日かけて社会人としての責任だとか
会社の看板としての自分の在り方だとか
それはそれは重たい荷物を受け取った
背広姿のサラリーマンの疲れる姿
星の見えない夜空に伸びる煙を見つめて
『君は何処にいるんだろう』
というフレーズの歌をBGMに
短くなった煙草を揉み消した
街ゆく人みな
行き先の分からぬレールを走る
泣き 笑い 怒り 哀しみ
それぞれの感情を胸に
見えない荷物を背負って

