紫陽花の季節となりました。
今年も鎌倉を代表する紫陽花の名所、明月院に行ってきました。
平日とはいえ、紫陽花目当ての方々で混むだろうと思い、いつもより早い9:30に北鎌倉待ち合わせしましたが、すでに北鎌倉駅はごった返していました。
毎年同じことを書いていますが、あじさい寺として有名な明月院。
紫陽花を植えたのはさほど古い事ではなく、第二次世界大戦後に、物資や人手が不足して参道を整備する杭が足らず、杭の代わりに「手入れが比較的楽だから」という説があります。
他には、戦争で荒れ果てた人々の心を慰めるために明月院の住職が紫陽花を植え始めたという説もあります。
ただ、これをきっかけに昭和40年頃から鎌倉の街やお寺に紫陽花が増えていったそうです。
今では、鎌倉の至るところに紫陽花がきれいに咲いています。
境内に咲く約2500株のアジサイのほとんどは日本古来の品種・ヒメアジサイで、日本の植物学の父と呼ばれる牧野富太郎氏によって名付けられました。
この美しい青色はいつしか明月院ブルーと呼ばれるようになり、今や鎌倉の紫陽花名所の筆頭格となっております。