ALOHA

MARUです

先日久々に、隙間のリリーさんのハワイ語講座を受講して参りました

今回のお題は………
「Ka Hinano O Puna」
ワタクシが1番大好きな曲

というか、わたしのリクエストに応えて、開講して下さったのです

ヒデキカンゲキ〜





YouTubeでも、ご紹介されています。
このミニ講座を聴くだけでも、めっさ勉強になります
めもめも……

さて………
肝心の講義はというと……………
これまでで1番の感動の嵐でございました













涙をこぼさんばかりに、夢中で講義をお聴きしました

リリー先生は、以前にもこの曲の訳を付けていらして、その訳は本当に素晴らしく、わたしもコンペで踊るときに大変参考にさせていただいたものですが………
何かが足りない………
と、冒頭おっしゃられました。
えぇ〜〜〜???
あの完璧な訳のあれ以上、何が足りないというのか……??
ワクワクしながら聴き耳を立てていると……
「燃える大地をネイティブの人が見て、どう感じるのか……
わたしにはわからへんのです」
な………なるほど…………







もう感動……
凄いな………
そこまで考えて、感じて、
訳されているんだ………







もう感涙……
作者、カイナニ・カハウナエレは、ハワイ大学ヒロ校在学中に、この歌を作ったそうですが……
プナで初めて溶岩(Ka Pele というそうです)を見たとき、とても衝撃(kupanaha)を受けたそうです。
そして、その土地に積み重ねられてきた、物語、歴史(mo'olelo)を感じ、先祖(kupuna)の息吹を感じ、作ったのがこのメレなのだそうです。
このカイナニさんのインタビューは、ハワイ語で話されており、我らがリリー先生は、それを聞き取って、訳して話して下さったんです







そしてカイナニさんの気持ちを代弁するかのような本を、リリー先生は紹介して下さいました。
『Voices of Fire-Reweaving the Literary Lei of Pele and Hi'iaka』
ネイティブの目から見た、ペレとヒイアカの物語についての研究書、もちろん全編英語。
ご興味ある方は読んでみてください。
めっちゃ興味ありますが、私には無理です

この本の著者、ku'ualoha ho'omanawanuiさんは、大学時代プナで合宿します。
ハワイ語しか喋っちゃいけない合宿で、そこでペレ(溶岩)について、感じたことをレポートに書くという課題が出たそうです。
その時の描写が、ネイティブが感じたペレというのに、最も相応しい……
恐らく、カイナニさんがこの曲を作ったときの気持ちに似ているのではないか……
その描写を聴いて………
鳥肌が立つ思いでした……

溶岩が侵食する音………
それはペレの足音………
ネイティブのハワイアンが、神を感じ、畏れる気持ちが伝わり、月明かりの夜、溶岩が海へ流れ込む、幻想的な様子がありありと目に浮かび、感動しました

ココでは詳しい描写は避けますね

さて、もう一つ。
わたしが感動したポイントは……
この歌には、ことわざ、詩的表現が散りばめられているということ





『'olelo no'eau』
という本があるそうです。
ハワイのことわざや詩的表現が載っている本で、リリー先生がこの本の、「Puna」や「Pele」にまつわる言葉をピックアップしてみたところ………
なんと、Ka Hinano O Puna の歌詞と、似た表現がいくつも見つかったそうです





で、その中の一つ。
カメハメハ大王の言葉に
E hele ka 'elemakule , ka luahine , a me na kamali'i a moe i ke ala 'a'ohe mea nana e ho'okipa.
(老人、老女、子どもたちには行かせて、道で寝てもいい)
というのがあります。
これは、老人や子どもたちが道で寝そべっても大丈夫なくらいの平和を与えよう、という意味だほうです。
(カメハメハ大王の時代は戦国時代でしたから、このような言葉が生まれたのかと思われます)
ここで、リリー先生の長年の疑問が解消したそうです!!
わたしもわたしも

同じ同じ

めっちゃ疑問でした

カヒナノオプナの4番の歌詞
No ka hoa lulana moe i ke ala
直訳すると、
「道でおだやかに横たわる友達のために」
いや、何してんのかな?友達??
なんで急に寝そべっちゃったんかな??
長年疑問でした。
それとも、友達とか言っといて、恋人と道端の茂みでイチャコラしてんのかな??
なんて、しょうもないこと考えたり……
違ったんですね。
カメハメハ大王のお言葉を引用していたんですね!!
鼻息荒く……フンッフンッ

ここは、
「おだやかな日々が続きますようにとの願いを込めて……」
という、リリー先生の素晴らしい訳がつきました





はい!
ということで、今回のハワイ語講座、今までで1番感動した、神回となりました!!
リクエストしたから贔屓してるんじゃないですよ。リリー先生も、
「この曲は2回に分けた方が良かったんじゃないか?」
と仰るくらい、内容が濃かったです

そのせいで、メレの文法はかなりサササッと進んでしまい、置いてけぼりを食った感はあります
初心者の方には難しいかな…?

いや、それにしてもです。
それにしても、この講座は受けた方がいいです。
決して回し者じゃないですよ

信者かもしれんけど……
リリー先生のハワイ語講座、聞き逃した方も、録画視聴で、過去の講座をアーカイブ受講する事ができます。
是非!!
あなたのHula Life にハワイ語を!!
MAHALO
