全日本フラ選手権が終わりました。
結果は、入賞できませんでした。


 

この全日本の大会、この数年を見ていると——

ハワイの日本校、ハワイのクムが監修しているハーラウがほとんど。
そして、ジャッジと深い関係を持つハーラウや、
ジャッジとつながりのあるクムフラのハーラウも多くあります。

その中で、私たちのように独立して活動している日本のハーラウは、ほんのわずか。

 

順位の全てはジャッジ次第、というコンペティションの定石は、この大会だけの話ではないけどね。

 


 

結局は、「いまハワイのクムフラとどのくらい強い関係を持っているのか」
——それが評価を大きく左右するのかもしれません。当然、忖度はあることです。

 

結果として、勝てると思うから出場してくる。それが最初からわかっているのかな。

入賞は5位までですが、ハワイのハーラウと関係のあるハーラウが、ぴったり5つ。
そして、その5つがすべて入賞していました。

 

逆に言えば、現時点で独立して頑張っているハーラウは、すべて落選していました。

 

これもジャッジの考え次第。

 

1人のジャッジは、審査の根拠であるコメントが、単語3つだけ。

残念ではありますが、仕方ないことです。

 

ジャッジが全てですので。

 


 

私たちのような少人数のハーラウが、この中でどう見られるのか。
毎年、考えさせられます。

 

ジャッジにも好みがあるのは当然のこと。日本のハーラウが、選ばれることは、ハワイの日本校を超える順位がないから、かなり厳しく、まあ無理ですね。

このコンペでは。

 

ちなみに、他のコンペティションでも、公平性をうたっていたとしても、入賞しているのは、ジャッジが監修するハーラウであり、全ての賞を総なめにしていている結果を散見します。

理由はまあいろいろあると思いますが、参加者全員にチャンスがないコンペティションに出たいとは思わないから、参加者が少なくなり、

コンペティション自体が成り立たなくなる。

だから、参加者を集めようとして、主催側はジャッジを頼りにして、ジャッジの生徒達をコンペティションに達させようとする。

その結果、息がかかるところが、入賞せざるを得ない、悪循環だと思います。

何もわからない人が、その結果をSNSで見たら、すごいねーと思うかもしれませんが、実際に会場に見て、その人達のフラを見たら、

 

このジャッジは正しいのか?

なんで?

と、

会場がざわめきますよね。
 

私は、控室にいましたので、分かりませんが、

今回は、何度かざわめいたでしょうか?

 

コンペティションを見に来ている観客の目は肥えていて、

衣装みたり、レイを見たり、踊りの善し悪しを、チェックしていて、プログラムに書き込んでいます。

ある程度の予想をつけていますから、予想通りとならなかったら、その理由を考えると思います。

なんでそうなるのかな?と。

私も観客だったら、そうします。

 

順位発表の際、場内は、歓喜と共に、ざわめきもあり、

何とも騒然とする、微妙な雰囲気を感じたことはありませんか?

 

これはハワイでも起こることだけど。

ハワイで行われているコンペティション、日本人がソロで出て、とてもうまくて、これは入賞するだろうと思ったけど、

結局入賞しなかった、という風景を何度も何度も見たことがあります。

 

ちなみに、私のハーラウでは、メリーモナークの観戦の時は、ハウマナ全員にジャッジングを宿題にしています。

予想と結果が相違すると、どうしてそうなるのかな?と、考えてしまう。

その解説がないので、疑問は残ったまま。

フラをまだまだ深く学んでないから?だとすれば、まだまだ、勉強が足りないこと。

長年、真摯に向き合い、教えを受けてきても、まだまだ足りない。

ハワイ人の血に入れ替えないとダメなのかも。
私の分からないところが、ハワイ人には分かる、ということですね。きっと。

 

どれだけ頑張ればいいのか、でも少しずつは前進していて、より本物に近づいているはず。

まだ偽物なんだよね。まだまだ足りない。
 

真に取り組んでいるのに、その子の将来まで目を摘んでしまう可能性もあるのに、それでも結局、そんなことはお構いなし。

目を摘まれたくなければ、ハーラウを移動せよ、というメッセージなのかもなと思いました。

もっと本物から学べということか。

 

とはいえ、若干の疑念がどうしても残る。

私は、私のクムが伝えてくれた通り、何も変えることなく再現してコンペティションに望んだわけで、

独創的なことをしていない。

クムのクムのクムからの知恵を踏襲しているにもかかわらず、コリオグラフィーで6点、7点が付く。

そうなると、はて、何がおかしいのか?

分からない。

 

今年、マウイのコンペティションで、クプナで1位を頂いた時ですが、対戦相手はマウイのクムがお世話をしているハーラウでした。

ジャッジペーパーを見た時、2名のジャッジの点数は高得点でしたが、もう1名のジャッジの点数はびっくりするくらい低く、恐らく、落とすつもりだったのかな、と思いました。きっと私たちが勝つより、マウイのクムのハーラウの方が喜ばしい結果だったからかもしれません。

私たちが勝ってしまったのは誤算かも。

審判は絶対的なので。

 

フラを「食べ物」にたとえるなら——

 

ジャッジが“味噌ラーメン”好きな人ばかりなら、“醤油派”の味は、なかなか評価されないかもしれません。

 

大人数で踊るハーラウは、ボリュームがあり、見た目にも派手で、「すごい!」と感じやすい。


もしそれを好むジャッジが多いなら、小さなハーラウは、最初から勝負になりません。


 

日本のハーラウをやめて、
ハワイのクムのハーラウに所属しただけで入賞できてしまう——
そんな話もよく聞くし、目の当たりにすることです。自分自身の成長を妨げることにもつながると思うのですが、そうした選択をする人が多いのも現実ですし、ハワイでもあることです。

これは、私が頑張る、頑張らない、の如何ではない問題だと思う。

 

それに、ハワイ人だから偉い、ということはありません。
逆に、日本人だからダメ、ということもない。

今のハワイ人の3割以上は日系の血筋を引いているのに、

日本は大好きなのに、内面では日本人を嫌うハワイ人もいるし。そんな姿勢には、どうしても違和感を覚えます。

 

でもこれは、モンゴルの力士や、海外出身の力士を応援する一方で、アンチに思っている日本人もいることも、周知の事実だから。

 


 

フラの系統は、大切にすべきものです。
他のハーラウに何を言われても、それは「系統が違う」というだけのこと。

私はクムから教わったことを、そのまま次の世代へつないでいるだけです。それが、私にとっての使命であり、フラへの敬意でもあります。
 

後述しますが、レイメイキングは私が伝えてもらったやり方を、私の生徒に伝え、それが日常的に生徒達全員が出来るようになっていて、その生徒達が持っているハーラウやサークルの生徒達がそのやり方でレイを作れるようになっている。

伝統や文化の伝播とはこういうことであって、それが私の目の前で起こっていることです。

 


フラダンス大会で演奏する人々

 

ジャッジにとって「どのようなフラが好まれるのか」よりも、
私は「どんな想いで踊っているのか」を大切にしたい。

フラの本質は、流行や点数では測れない。


 

でも、正直に言えば、評価は受けたい。
生徒たちが積み重ねてきた努力に、少しでもご褒美をあげてほしい。

何ヶ月もかけて作り上げた、生徒たちの時間と心を、
誰かに「美しかった」と感じてもらいたい。

それが、次へ進む力になるからです。


 

以前、ジャッジペーパーに「もっと人数を出せ」と書かれたことがありました。
私たちは、今の人数で精一杯出場しているのに。

「人数が多ければ評価されるのか?」
そう思いましたが、やっぱりそうなのかもしれません。

それが加点になるなら、それも“今のコンペティションのフラ”なのだろう、と感じます。


 

生徒たちは、全員が自分のレイを作り、
衣装のアイディアもすべて自分たちで考えます。
一切外注しません。

 

コンペの数日前から、夜通しレイを編むこともあります。
でも、それを特別なこととは思っていません。

「いつでも、準備をしておくこと」——
それが、ハーラウの姿勢であり、私たちの日常だからです。


 

私の得意な楽器づくりも、
ただ作るだけではなく、「構造を理解し、どう改良できるか」を考える。
そうした積み重ねが、文化をつなぐ力になると信じています。


 

今回も、生徒たちは本当によく頑張りました。
ハーラウも少しずつ、前に進んでいるし、総合力では、間違いなく強くなっている。

今回の、結果は悔しいけれど、
ステージの上で見せた堂々とした姿は、本当に美しかった。

“フラはつなぐもの”——その想いは、しっかり伝えられたと思います。

 

一方で、
競う世界の中で生きている以上、
評価を受けたい気持ちは確かにあります。

その矛盾を抱えながらも、
私たちは「本物のフラ」を信じて、
これからも自分たちらしく、丁寧に歩いていきます。


フラ衣装のグループ写真

次のステージに向けて、また一歩。
変わらない想いを胸に。
私たちは、進みます。

 

フラ衣装のグループ写真

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みなさん、こんにちは。ヒロせきねです。

今週の日曜日、全日本フラ選手権が駒沢オリンピック公園で開催されます。


今年もこの大会に向けて、ハーラウの生徒たちは本当に一生懸命、練習を重ねてきました。レッスン後も自主練を続け、遠くから通う人も、生活の合間に時間をつくって、
何度も何度も踊りを磨いてきたその姿を見てきました。

一人ひとりが真剣にフラと向き合ってきた時間があり、
その積み重ねこそが、フラの源だと思います。

 

フラは「競う」ものではなく、「祈り」「感謝」「伝える」もの、とはいえ、
普段通りのフラをプレゼンテーションを見ていただくことが、
自分たちのフラを改めて見つめ直すきっかけにもなります。
ステージに立つその瞬間、これまでのすべての努力が花開くことを信じています。
是非応援してください🌺

 


そして、もうひとつ大きな出来事が。
今週の日本時間・土曜日の早朝(=金曜日の深夜)に、
グラミー賞のノミネート発表があります。

Hiliuのアルバム『Aloha for a Century』が、
「Best Regional Roots Music Album」部門にエントリー(出品)されています。


100年以上前のハワイ王国時代の楽譜をもとに、
当時の旋律や詩に込められた想いを、現代の音として蘇らせた作品です。
ハワイの先人たちが残してくれた「音楽の魂」を、
次の世代へと手渡すことが私たちの使命だと感じています。
どうかノミネートされますように…🌙✨

 

ノミネート発表は、YouTubeでストリーミングライブ放映されます。真夜中です。

 


そして、12月14日に表参道で開催される
Hiliuのクリスマスコンサートも、
おかげさまでチケットが完売となりました🎄
現在はキャンセル待ち受付中です。
今年はピアノや弦楽器、ウクレレのアンサンブルに加え、
クラシックバレエやフラの共演も予定しています。
どうぞ楽しみにしていてください。

 


フラも音楽も、私にとっては「生活の延長線」にあります。
生徒たちの努力、仲間の支え、感謝。
そのすべてがひとつになって、

この12月までの流れを導いてくれているように感じます。

この週末は、フラと音楽、
両方のステージで大切な節目を迎える特別な週。
感謝の気持ちを胸に、
ひとつひとつの瞬間を大切に過ごしたいと思います。

 

ALOHA🌺

ヒロせきねです。

11月の「全日本フラ選手権」(駒沢)まで、残すところあとわずかになりました。すっかり毎年のことになりました。
今年もステージに立てることに感謝しながら、日々の練習に全力で取り組んでいます。今回はグループカヒコのみのエントリーですが、生徒たちと一緒に汗を流し、ひとつひとつ、仕上げていく時間は、とても尊いものだと改めて感じています。
最後の1日まで精一杯がんばります。
応援してくださる皆さま、本当にありがとうございます。
 

そして、もうひとつ大切なお知らせです🎄✨

📌 Hiliu Christmas Concert 2025
🌟 日時:12月14日(日)
 開場 11:30
 フラ・プレゼンテーション:12:00〜
 Hiliu Christmas Concert:13:30〜
📍 会場:ロビンクラブ表参道
💡 ミュージックチャージ:4,400円
🍽️ お食事:アラカルト(1ドリンク+1フードのご注文をお願いいたします)

今年1年の感謝を込めて、ハワイアンミュージックとクリスマスソング、そしてフラの世界をお届けします。
特別な時間を共有できればと思っています。

ぜひお友達・ご家族をお誘いの上、表参道へお越しください。
皆さんと一緒に、音楽であたたかいクリスマスを迎えられますように✨

チケットのご予約・お問い合わせは
メールまたはメッセージにてお気軽にどうぞ。

ヒリウ,クリスマスコンサート

Mahalo nui loa🌈
ヒロせきね

🎶 グラミー賞という舞台に立って

ヒロです。
今はグラミー賞の投票期間中。
今日はその「グラミー」について少しお話ししたいと思います。

音楽を続けていると、時折「夢のような瞬間」に出会うことがあります。
Hiliuにとって、そのひとつが、年に一度の「グラミー賞(GRAMMY® Awards)」という舞台です。



🌺 ハワイ王国から、現代へ

私たちはハワイ王国時代の古い楽譜をもとに、100年以上前のメロディーを現代に蘇らせる活動を続けています。
ただ懐かしむのではなく、ハワイ語の響きや自然のリズムを「いま」の音として紡ぎなおすこと——それがHiliuの音楽の原点です。

2025年、Hiliuのアルバム『Aloha for a Century』が、
グラミー賞「Best Regional Roots Music Album(最優秀リージョナル・ルーツ・ミュージック・アルバム)」部門の一次審査(For Your Consideration)にエントリーされました。
Hiliuとしては、これが4回目のエントリーです。

まだこれは“スタートライン”に立ったという段階。
ここから全世界のグラミー会員の皆さんに聴いていただき、その中から5組に選ばれれば「ノミネート」となります。
ハワイ語で歌う私たちの音楽が、世界中のアーティストと並んで評価されることに、心から感謝しています。

🌴 音楽は「競争」ではなく「分かち合い」

グラミーに名前が並ぶことは特別なこと。
けれど、Hiliuにとってそれは「通過点」であり、音楽で人と人を結ぶ「新しい出発」だと思っています。
ハワイの文化、言葉、そして自然への祈りの歌を次の世代へつなぐための旅であり、
その道の途中で、世界中の音楽家や仲間と出会い、語り合い、音で心を交わす時間は何よりも尊いものです。

💫 真の「受賞」は、聴いてくれる人の心の中に

グラミーは「競う場」ではなく「分かち合う場」。それぞれの音楽に、それぞれの物語があります。
この投票期間を通じて、たくさんの音楽家やプロデューサーと心を通わせることができました。
その時間そのものが、すでに私にとっての“受賞”のように感じています。

Hiliuの音楽を聴いて、少しでもハワイの風を感じてもらえたなら——
それが、私たちにとって最高の喜びです。

これからも祈りを込めて。
そして、Hiliuの音が誰かの心に届きますように。

With aloha,
ヒロせきね

ヒロです。

私がフラを教えるということは “心”を育てること。といえます。


そして“心”を通して、踊りの奥にある「祈り」や「文化」を伝えることです。残念ながら、フラの中に『癒し』の要素はありません。


ヤシの木と青空


🌈「厳しさ」と、愛と信頼

私の教室では、甘やかしません。
なぜなら、“本物”を求める人のための道だからです。

厳しさとは、できていない部分を指摘することではなく、
「あなたには、もっとできるはずだ」と信じて向き合うこと。
本当の厳しさには、常に“愛”と“誠実さ”が必要です。

本気で学びたい人には、必ず伝わります。
そして、そうした人こそが、舞台の上で“心を動かす踊り”を踊れるようになります。


🌿他では学べない「本質」へのアプローチ

私の教室では、ただ踊るだけでは終わりません。

  • 曲の背景にあるハワイ王国の歴史

  • 歌詞に込められた哲学

  • 言葉と動きの関係性

  • ステージでの表現力と構成力

こうした“フラの本質”を、客観的な事実と共に、体系的に学ぶことができます。

さらに、音楽家としての経験を活かし、
メレの解釈から、リズムの捉え方、身体の使い方まで、
音楽とフラの両面からのアプローチを行っています。

「なぜこの振付になるのか」「なぜこの言葉をこう表現するのか」
その“なぜ”を一つひとつ丁寧に紐解きながら、
あなたの中に眠る“本当の表現力”を引き出していきます。


🌕「心で踊る」フラを学びたい人へ

もし今、あなたが
「もっと深く学びたい」
「本質を知りたい」
「技術だけでなく、心を育てたい」
そう感じているなら、ぜひ一度、教室に来てください。

厳しさの中にある“優しさ”と“導き”を通して、
あなたの中にあるフラの魂を、一緒に磨いていきましょう。

“本気で学びたい人のための場所”
“文化を継承する覚悟を持つ人のための道”
があります。


フラは「踊り方」ではなく「生き方」です。
そして、心が磨かれるほど、踊りは美しくなる。

あなたの中にある“本物”を、共に見つけましょう。


現在、東京を中心に、
経験者・指導者志望の方を対象としたクラスを開講しています。
見学や体験レッスンもお気軽にお問い合わせください。


それから、ボイトレをスタートしました。既に枠が埋まってきておりますので、ご興味のある方はお早めにご相談ください。


Hiliuボイストレーニングレッスンの案内

Me ke aloha,
ヒロせきね

Aloha 皆さん 

 先日、マウイでのコンペティションが無事に終了しました。結果は正直に言うと残念で、応援してくださった方々に良い報告ができなかったことが悔しい思いです。 


 多くの学びと課題 

今回の挑戦は、練習から本番に至るまで本当にたくさんの学びがありました。チームで踊る難しさや準備の大変さはいつも通りですが、本番でのハプニング……すべてが自分たちの糧になったと感じています。

舞台に立つことで、自分たちの今の立ち位置をあらためて知ることができました。 

 一方で、正直な気持ちを言えば、「勝てないことを続けていても、モチベーションが続かない」と感じる瞬間もあります。どんなに努力しても結果に結びつかないとき、なぜ挑戦を続けるのか、自分自身に問いかけてしまうのです。 

 でも、人為的なミスであれば、まだ希望があります。練習方法を工夫したり、準備の仕方を見直すことで改善できる部分はたくさんあります。修正できるものがあるということは、次へと進むための力になると信じています。 


マウイの海辺で微笑む男性

 過ごした時間 

結果は残念でも、今回の挑戦を通して生徒たちと共に過ごした時間は何よりの宝物です。限られた時間の中で、懸命に練習を重ねてくれました。みんなの努力と真剣な姿勢に心から感謝しています。 このたくさんの経験を通して得たものは、必ず次の何か繋がると信じています。 


マウイのビーチで植物を観察する人々

 次の挑戦へ

そして次は、11月の全日本フラ選手権。マウイでの経験と悔しさを胸に、また新たな挑戦に向けて一歩を踏み出します。簡単な道ではありませんが、この挑戦を重ねることこそ、生徒たちを成長させてくれる思います。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございます。これからも見守っていただければ嬉しいです。 

 まずは生徒の皆さんに感謝です。


マウイの黒砂海岸と男性


Aloha 皆さん

私がプロデュースしている、ベルベットのドレスのご紹介をさせて頂きます。 Uluwehi Hawaii のベルベットドレスのセールがパウスカートショップで、始まりました。

そもそも、ベルベット(ビロード)は、柔らかく光沢のある高級生地で、表面に短い毛羽(パイル)が立っているのが特徴です。古くはフォーマルドレスや高級家具に用いられ、上品な印象を与える素材です。語源は、ポルトガル語「veludo」やスペイン語「velludo」で、日本では「ビロード」「ベロア」として親しまれてきました 


歴史をたどれば、古代中国やエジプトまで遡るベルベットの起源は、王族や貴族のみが身につけられる贅沢な素材として重んじられてきました 

ハワイ王族とベルベットの関係を少しご紹介いたします。ハワイ王国時代、ベルベットは王族のエレガンスを象徴する素材でした。

クイーン・カピオラニは1887年のヴィクトリア女王のジュビリー(慶祝)に合わせて、「ピーコック(孔雀)ドレス」を制作しました。この再現品は、イオラニ宮殿に保管・展示されています 。同様にリリウオカラニ女王もベルベットの衣装を好んでおられたことが知られています 。

 

この写真は若き日のリリウオカラニ女王。まだ即位する前ですね。


ベルベットは、秋の発表会やイベントにマッチします。

今回は、かなりお安く、とにかく良いものを皆さんに提供したいという気持ちから、セールをスタートしています。


これから迎える秋の発表会や特別なイベントに向けて、発注いただければタイミングよくお届けできます。ベルベットのしっとりとした質感と上品な感じが。ステージを華やかにします。

ぜひこの機会に、特別な一着を手にしてみてください。

フラダンス用ということではなく、

合唱

カラオケ

リサイタル

発表会

ピアノ

オーケストラ

など、

色々な用途に使えます!
 

詳しくはこちらからご覧いただけますベルベットドレス キャンペーン
Uluwehi Hawaii ベルベットドレス

 

この機会を是非!

 

ヒロせきねのおすすめです。

フラを学び、教え、そして踊り続ける中で、私が常に向き合ってきたテーマの一つが「フラと仕事との共存」です。私たちの多くは、フラだけに時間を使えるわけではありません。仕事、家庭、日常の忙しさの中で、どのようにフラを続け、そして成長させていくのか——それは私自身も常に試行錯誤してきたことです。

【ハワイとの距離──「Sensei」と呼ばれる違和感】

こんにちは、ヒロせきねです。

現在は、9月にマウイで開催されるKū Mai Ka Hulaの出場準備の真っ最中。練習ももちろんですが、いろいろな手配も大変です。

お花、練習場所、移動方法、ホテル、飛行機はもちろん。


私たちのような日本人ハーラウも、ハワイの基準に沿って審査されます。

実際、審査されるのかは、わからないけど、過去、マウイのコンペには3回出場しました。

おおよそ、日本のハーラウの入賞条件が、ハワイのクムが伴奏したり、その場にクムが現れたり、という強烈なコネクションなのかな?と思われるような保守的な部分から成り立っていることは否定できず、司会のMCの人の盛り上げ方も日本人に対しての塩生対応含めて、いつも歯がゆい思いをしていたので、今回も、おそらく、それを含めて公平な審査かどうかは微妙なところです。

エンターテインメント性のあるもの、芸術性のあるものの、判断基準の公平さという意味が、私には全く分かりません。

 

ハワイのクムフラや関係者の一部から、私たち日本人指導者のことを「Sensei(センセイ)」と、クムフラとは異なる存在として呼ばれることがあります。クーマイカフラのプログラムも、日本人の先生が載っているところの先生紹介は「Sensei」と書いてあって紹介されています。

これは単なる言葉遣いではなく、時に軽視や距離感、あるいは文化的区別(もしくは差別)を含んでいることがあり、内心穏やかではいられません。仕方のないことです。

 

しかしながら、私のやっていることは、ハワイがなければ存在すらしないという事実も痛いほどわかっています。
だからこそ私は、感情ではなく責任をもって、自分の立場と向き合っています。

だから、ハワイ文化を伝える日本のクムとして、学び続け、誠実に伝え続けるという姿勢を、これからも貫いていきます。

 

毎年11月に駒沢で開催されている全日本フラ選手権にも、私たちハーラウ Ka Lā o Kumukahi は連続して出場してきました。
出場を目標に取り組む過程で得られる学びはとても多く、生徒にとっても、指導者である私にとっても、かけがえのない経験となっています。

しかしその反面、コンペティション出場が「当たり前」になることで、土日も含めて生活がレッスンと練習一色になってしまい、いつまでこの生活が続くのか……という思いに駆られることもあります。

それでも、やはりフラに真剣に向き合う中で、コンペは技術・精神・文化理解すべての面で成長させてくれるものです。だからこそ、私たちは挑戦を続けています。

 

 


【経験者への大切な呼びかけ──「学び直し」という選択】

そして、ここからはフラ経験者の方へ、心からのメッセージです。

もしあなたがこれまでに、

  • 本質的なことを教えてもらえなかった

  • ハワイの歴史や文化を学ぶ機会がなかった

  • 体の正しい使い方や、心の置き方を理解できなかった

  • オリの種類や声の出し方など、基礎を教わる機会がなかった

という経験をされてきたとしたら……
それは、あなた自身のせいではなく、指導してきた人の責任です。

不十分な指導のもとで、癖のあるフラが身につき、知識もないまま年数だけを重ねてしまうことは、とても悲しいことです。
本来、あなたがしっかりと学べていたら、もっと自由に、もっと深くフラを楽しめていたはずなのです。

私は、そういう方を「被害者」だと思っています。今後、あなたが指導者になる立場に立ったとき、同じような被害者を生まないためにも、まずは自分自身が過去の呪縛を手放し、フラを客観的に、そして文化的に学び直すことが必要だと考えています。

 

ネットの情報、ユーチューブの情報は、アクセスを増やすための手段であることは確かで、「これ絶対違う」というものが散見されます。本当かどうかの判断は個人にゆだねられますが、「本当なのか?」という判断すらできない人が本当に多いわけです。

私は長年、教育機関、研究機関に所属しその情報源は正しいものなのか、というエビデンス(根拠・裏付け)を大切にしてきた。フラも同じ。

経験則だけではなく、歴史的な、言語的な裏付けがあって、文化に触れるべき、だと考えています。

 


【8月24日(土) 大阪・名古屋レッスン開催】

現在、通常のレッスンも継続しています。
8月24日(土)には、大阪と名古屋でフラの一般レッスンを行います。

初心者の方も、経験者の方も、どなたでも歓迎いたします。
心から「フラを学びたい」と思っている方、ぜひお越しください。

📅 8月24日(土)

🔸大阪レッスン
🕘 9:00〜12:00
📍スタジオ8(大阪市北区太融寺町2-18 富士林プラザ)

🔸名古屋レッスン
🕒 15:00〜18:00
📍Studio Yui(名古屋市中区千代田3丁目28-44)

🔸持ち物
・イプ(Ipu)
・プーイリ(Pūʻili)
・ウリウリ(ʻUliʻuli)


 

【東京のレッスン、リモートレッスンと無料体験募集】

東京のレッスンは、金曜日夜と、土曜日は1日中行っています。

いつでもお越しいただき、私たちが何をやっているか、見に来てください。

リモートレッスンは毎週火曜日の夜です。Zoomでレッスンを行っています。こちらも無料で体験できます。

 

 

 


【さいごに】

フラは人生そのものです。
年齢でも経験年数でもなく、どれだけ真剣に向き合えるかによって、学びへの向き合い方が変わってきます。

あなたが今、どんな道を歩んできたとしても、学び直す勇気があれば、フラは必ず応えてくれます。

今まであきらめていたことが、やっと叶うかもしれません。それはご自分がどれだけ努力を重ねているかによります。

 

頑張っていれば、必ず誰かが助けてくれます。

 

ヒロせきね
Ka Lā o Kumukahi

https://www.instagram.com/kalaokumukahi/