● 女子力とか、女終わってるとかいう考えは古の呪いだと思う。
こんにちは、磯部恵美です。
こういう仕事をしていると、美容に対して詳しくないだけで「女子力低い」「女終わってる」と感じている人に出会います。
いや、生物学上女なのだから、どうあったとしても女は女だよと割と真剣に思っているわけですが。
ご相談時にも「この歳まで手入れもせず恥ずかしいのですが……」なんておっしゃる方も、本当に少なくなくて。
女として、美容をしていないと恥、みたいな価値観って、一体何なんだろうと思うわけです。
美容は女の必修科目でもなんでもないのに。
例えば、世の中が言う「女終わってる」は、性的対象ではない、という意味なんだろうと思う。
なに?ずっと性的対象でい続けなきゃいけないの?
そうじゃなきゃ、価値下がるの?ってほんとに不思議でなりません。
それって、後継ぎを産めることに価値があるみたいな、江戸時代の大奥の価値観では。
もういらないよね、そんな価値観。
でも、無意識にどこかで「女の価値」を測るようなものは、まだまだ存在しているなぁと感じます。
そのひとつが、美容をしているか、していないか、なんでしょう。
だからしていないことに対して、後ろめたさやコンプレックスを感じてしまう。
美容に対して、そういうネガティブな思いを持つ人が、どんどん減るといいなーと思います。
女だろうが男だろうが、やりたい人がやればいい。
そもそもジェンダーレスが叫ばれる中、男だとか女だとか、わざわざカテゴライズする意味も無くなってきているし。
もう「にんげん」ってくくりでいいんじゃないかしら。
性別で何かを語るってことが、早くなくなればいいなと思います。