面白かったです。
Winny事件の概要を知らずに見たので、非常に新鮮な内容でした。Winnyを使って犯罪を犯していた人間が逮捕されたことにより、Winnyの開発者にまで罪が及んだ事件です。
Winnyの騒動を収束されるため、検察側がWinny開発者である金子勇をスケープゴートにしようとしたという流れです。
「ナイフで人を殺したとして、ナイフを作った人は罪に問われるのか」というセリフも登場しました。言い得て妙です。遠回しに開発者を断罪する警察側を否定する発言でもあります。
劇中では金子勇がどんなに窮地に立たされてもポジティブに笑って流す姿が印象的でしたが、史実ではどうなのか全くわかりません。
楽しんでプログラムを作成している姿が印象的でした。こういった人間が一番強いと毎度感じます。正直なところ、劣等感を感じてしまいます。
金子勇さんはこう発言しています。
「優秀なエンジニアほど、管理されることを嫌います」
日本では、尖っている才能を持っている人たちは排斥される社会です。金子勇さんがもしアメリカで生まれていたら、かなり状況は変わってくると思います。
人生は運要素がかなり強いゲームであることがよくわかりました。