ヒッチコックの作品が4本、ほかにも評判作、話題作が多く、大みそかには「年越し映画マラソン」もありますが、未見の作品も多く、おすすめは8本。
西部劇は変わったチョイスがあり、ギャング映画出演が多かったジェームズ・キャグニーの主演作「追われる男」と「オクラホマ・キッド」は観てみようと思います。
その他の放送予定は、映画カレンダーでご確認ください
12/2 誰が為に鐘は鳴る ワールド・プレミア上映版 (1943)
ヘミングウェイ原作だけに、ハードボイルドな側面もある戦争(人民戦線)ロマンス。ゲーリー・クーパーとイングリッド・バーグマンの共演が見どころ、なのですが、クーパーが素敵、と思う映画ファンはまだまだいるのでしょうか。
12/6 ブラック・レイン (1989)
松田優作の遺作となった作品。癌の告知を受けていたという優作が鬼気迫る演技でさすがの高倉健も食っています。ほかにはやはり同じ頃に亡くなった若山富三郎がやくざのボス役で出演。アメリカのスターたち、マイケル・ダグラスとアンディ・ガルシアはかすんで見えた、というのはひいき目でしょうか。
12/7 ライフ・イズ・ビューティフル (1998) ☆☆☆
監督・主演のロベルト・ベニーニがアカデミー主演男優賞と外国語映画賞を受賞したときの授賞式を観ていましたが、ベニーニの喜びようがものすごく、ほほえましいのを超えて大笑いしてしまいました。映画はそのあと観たのですが、授賞式で見たベニーニ・パワーがそのまま表れた作品でした。
戦争の話はやりきれなく悲しいことも多いですが、それを超えてひとに勧めたくなる、厳しくも温かく、勇気と愛にあふれた映画です。
12/22 我輩はカモである (1933)
以前BSPで放送されたときは未見でしたのでおすすめできませんでしたが、そのとき録画して観てみたら、面白いというよりもうびっくり。マルクス兄弟は初めて観たのですが、世間の常識も映画の常識も覆すナンセンスの破壊力がすさまじいです。
志村けん参加後のドリフターズはここを目指していたのか?と思いましたが、違うとしてもそっちの方向性を想定して観るのが正解。けしてキートンやチャップリンを予想して観てはいけません。
12/25 グレムリン (1984)
通常アメリカのかわいい系キャラクターにはそれほど惹かれないのですが、ギズモはなかなか可愛らしく、モグワイ→グレムリンの着想もよし。続編の「グレムリン2 新・種・誕・生」も面白かったです。
12/31 ボーン・アイデンティティー (2002)ボーン・スプレマシー (2004)
今回の紹介に当たり、自分の過去記事を読み返したところ、ジェイソン・ボーン3部作のうち自分が一番買っていたのは、3作目の「アルティメイタム」でした。ジェイソン・ボーンというキャラクターは気に入っており、シリーズ全体としては、初見当時より今の方が好印象を持っています。
今ではそれぞれの細かなところまで覚えておらず、やはり3作まとめて観ることをおすすめしたいのですが、「アルティメイタム」の放送予定が見当たりません。未見の方はまず2作をご覧になり、3作目を観るかどうかの参考にしてください。
12/31 ローマの休日 (1953)
BSPでも何度か放送されていますし、観ている方も多いので今更いうことは特にありません。何度でも観たい方のために放送があることのみお知らせします。