3月放映予定のおすすめ映画 | 映画の楽しさ2300通り

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ある映画好きからすべての映画好きへの恋文
Love Letters to all the Movie Lovers From a Movie Lover

3月のおすすめは6本と少ないですが、自分が観ていない作品が多いためで、面白い作品が少ないわけではありません(と思います)。
ダーティハリーは2月の第1作から引き続き全5作を放映しますが、オリジナル以外では3と4がおすすめです。

モダン・タイムス 3/3
チャップリンの映画はどれも面白いのですが、個人的に深く心に沁みた作品がありません。が「モダンタイムス」はその風刺精神といい、仕掛けの面白さといい、一級品だと思います。

シックス・センス 3/8 ☆☆☆
ブルース・ウィリスのたってのお願いによりわりとネタバレされていない作品と認識していますが、自分のパートナーは二人の間でこの映画の話が出るたびに「ブルース・ウィルスは・・・」と嬉しそうにネタをばらします。第三者にはいいませんけどね。
M・ナイト・シャマランの名を一躍高めた作品で、これを超えられないことでシャマランは終わった的な発言をする向きもありますが、むしろ本作が彼の本質から離れた偶然の産物で、たまたま多くのファンの嗜好にあっただけだと思います(「シャマランの本質」については「ヴィレッジ」紹介記事をご覧ください)。
まあ本作がストーリー的にもよくできており、かつ哀しみも持った胸を打つ作品であることには間違いないです。

チャップリンの独裁者 3/10
超有名作なのでいまさらご紹介もありませんが、もしまだ観ていない人がいたらこれはやはり観るべきでしょう、という意味でおすすめとします。

ダーティハリー3 3/11 ☆☆☆
本作の見どころは一にも二にも女刑事を演じたタイン・デリーでしょう。彼女の活躍によりハリー・キャラハンの怒りが炸裂するラストが盛り上がりました。

ダーティハリー4 3/18 ☆☆☆
シリーズ中唯一のイーストウッド監督作品だけに、他の作品とはよくもわるくも一味違うダークなタッチになっています。それだけにスカッとしない感じはありますので、ご覧になる場合はそのつもりで。ハリーの名セリフのひとつ、Go ahead, make my day. はこれだったかな?

群盗荒野を裂く 3/21
イタリアを代表するスターなのに、レオーネ作品でイーストウッド、リー・ヴァン・クリーフにさんざんやられたジャン・マリア・ヴォロンテが主役をとったマカロニ・ウェスタン。面白かった記憶はあるものの実はよく覚えていません。録画してもう1度観るつもりです。
いずれにしてもマカロニなので、残酷描写が苦手な方にはおすすめしませんが、監督のダミアーノ・ダミアーニは「警視の告白」を撮った名監督ですので、粗製乱造気味だったマカロニとは一味違いました。

上述の通りそのほかにも面白い作品が放映されます(韓国でブームになった岩井俊二監督の「Love Letter」など)ので、BSシネマ映画カレンダーも参照してください。