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迷欧徊覧実記

気ままな欧州遍歴の備忘録です。

ワーテルローが思いのほか早く片づいたため、最終日はまる一日フリーに。

そこで、ブリュッセルに戻って観光することにした。

 

ベルギーといえば、『タンタンの冒険旅行』シリーズの母国でもある。

ブリュッセル駅のこの巨大壁画も、タンタン・ファンには嬉しい。

 

ベルギー・ワッフル片手に散策開始。

 

パリを彷彿とさせるシックな街並み。庁舎もゴシック様式。

 

タンタン・アートは街中にも。

 

ブリュッセル名物(?)、小便小僧。想像以上にミニサイズだった。

 

ついでに、小便少女なるスポットも訪問。

 

「フレンチ・フライ」の元ネタ、フリットにもついつい食指が伸びる。

 

タンタン・ショップ。ギャラリーのようになっていて楽しい。

 

巨大な宮殿。

 

時間に余裕があったので、王立美術館とマグリット美術館へ。

ルーベンス、ブリューゲルといった大物の絵も満喫。

 

市街中心部の眺望。

 

昼食はカフェのテラス席で。伝統料理枠にあった肉団子を、ベルギー・ビールとともに。

 

愛されている小僧。

 

ストライキによる交通の乱れや、保安検査の混雑予想を踏まえ、夕方前にはシャルルロワへバス移動。

保安検査は、列に並んでから終了まで90分もかかった。

飛行機はぶじ予定どおり飛び、最寄り空港に着。

 

乗り合いタクシーの時間まで、こいつと過ごした。

 

旅の戦利品。ふだんそれほど土産物は買わないのだが、趣味メインの旅だとついついグッズを入手しておきたくなる。

 

ダンケルク、ワーテルローが素晴らしかったのは言うまでもないが、たまたま満喫できたブリュッセルが拾いものだった。

パリからのアクセスも、観光場所も、食べ物もよい。欧州旅行ではかなりオススメしたい。

ダンケルクから要衝・リールまで、急行列車で約1時間。

リール着後、ちょうどいい高速鉄道(ユーロスター)の便があったので飛び乗る。

ブリュッセルまではたったの30分だった。

 

ダンケルクを効率的に消化できたおかげで、旅程にはかなり余裕が生じた。

そこで、天気のいいこの日のうちに(翌日は曇天予報)、第二の目的地:ワーテルローを可能なかぎりまわろうと決心。

 

ブリュッセルから、鉄道で最寄り駅のブレン・ラルーへ。

移動時間は30分ほど。

 

ブレン・ラルー駅前の街並み。落ち着いた、のどかな住宅街。

 

住宅街を数km進むと、やがてなだらかな平原と「ライオンの丘」が見えてきた。

歴史を変えた戦場・ワーテルローだ。

 

まずはチケットを買って、ピカピカの資料館へ。

 

資料館はとても現代的で、豊富な展示資料によってワーテルローにいたる歴史をあますことなく解説。

隣のパノラマ館とも地下でつながっており、ライオンの丘までテンションを盛り上げてくれる。

 

日本の関ヶ原とも、古戦場として提携しているとのこと。

 

もちろん、ショップも充実。

 

資料館を出て、いよいよライオンの丘へ。細い急勾配の階段が、なかなかに体力を削ぐ。

 

だが、頂上からの眺めは圧巻。やはり、天気がいい日のうちに無理して来て正解だった。

 

フランス軍の布陣していた方面。左手の家屋が激戦地ラ・エイ・サント。ナポレオンの本陣は右手奥のほう。

 

ブリュッセル方面。なお、パノラマ館は外装工事中(展示は通常どおり営業)。

 

ライオンの丘を下り、そのまま戦場を歩く。前日の雨で、地面の一部がぬかるんでいた。

このぬかるみがナポレオンにとって致命的となった史実を思い出す。

 

英軍の前線位置。(写真では分かりにくいが)なだらかな隆起の稜線となっており、これを一種の反斜面陣地として利用したウェリントンの意図がよくわかる。

名将たちの思考を疑似的に追体験できることこそ、古戦場巡りの醍醐味。

 

有名なネイ元帥の騎兵突撃が行われた付近。

 

最激戦地のひとつ、ウーゴーモン。農場跡が現在も残っている。

 

ウーゴーモンから、フランス軍の前線方面へ抜けていく。本当に見渡す限りの大平原。

 

こちらも最激戦地ラ・エイ・サント。建物は当時のものとのこと!

 

ワーテルロー到着が午後4時ころだったが、日が長いおかげでなんとほぼまわりきれてしまった。

ダンケルクを含めるとすでにこの日だけで20kmは歩いており、疲労はピーク。しかし充実感は大きい。

 

夕闇せまる街道をこのまま北上し、ワーテルロー中心市街に所在する宿をめざす。

 

地ビールもワーテルロー。

 

そしてようやく宿に着。

疲労困憊でとてもこれから外食する元気はなく、近隣のスーパーで食事とつまみと飲み物を調達してきた。

 

⇒ベルギー:ブリュッセル

 

2025年3月、ベルギー・北仏周遊旅を決行。

今回のテーマは、「歴史に残る戦跡」めぐり。

 

ベルギー・シャルルロワに降り立ったのち、まずは高速バスで一気に越境。そしてリールで鉄道に乗り換え、第一の目的地:ダンケルクへ。

かなりの強行軍ではあったが、ほぼ予定どおり(とはいえ深夜11時前)到着することができた。

 

ダンケルク駅。終電だったので、途中からはまさかのバス便に振り替え。

 

ライトアップがオシャレな港の風景。

 

ホテル着。シャルルロワで買っておいたビールで一息し、就寝。

 

翌日は快晴。やや海風が強いが、散策日和となった。

 

ダンケルクといえば、近年は映画『ダンケルク』でも話題になった町。

もともと好きな一本でもあり、戦跡めぐりというよりはロケ地めぐりの色が濃い旅に。

まずは映画同様、あえて海岸に出ず住宅地を進む。

 

映画の冒頭、フランス軍の陣地があった場所。I'm English!!

 

そこを一気に抜けると、眼前に空と海が……。

 

まさに映画そのままの鮮烈なビジュアル。

 

縦深のある、とにかく広大な砂浜。

 

砂のきめは非常に細かく、ほとんどパウダー状。

 

まだ早朝かつオフシーズンということもあり、観光客はまばら。地元の人々が散歩やジョギングにいそしんでいた。

 

戦史をつたえる遺構やモニュメントは随所に。

 

映画で印象的だった堤防。English only!!

 

先端は地元の釣り人でにぎわっていた。映画で登場した白い木製桟橋は、現在すでになくなっている。

 

桟橋から見ると、あらためて遠浅と砂浜の長大さがわかる。

 

とにかく天気にめぐまれた。雰囲気を存分に堪能し、次の旅程へ。

 

ダンケルクは、本当におだやかな港町。土曜だったためか、広場ではフリーマーケットが盛況だった。

 

問題なくリール行きチケットを入手。待ち時間、駅前広場で朝食兼昼食を済ませた。

 

電車が到着。車体の落書きが、日本人にはなかなか鮮烈。

 

⇒ベルギー:ワーテルロー