ダンケルクから要衝・リールまで、急行列車で約1時間。
リール着後、ちょうどいい高速鉄道(ユーロスター)の便があったので飛び乗る。
ブリュッセルまではたったの30分だった。
ダンケルクを効率的に消化できたおかげで、旅程にはかなり余裕が生じた。
そこで、天気のいいこの日のうちに(翌日は曇天予報)、第二の目的地:ワーテルローを可能なかぎりまわろうと決心。
ブリュッセルから、鉄道で最寄り駅のブレン・ラルーへ。
移動時間は30分ほど。
ブレン・ラルー駅前の街並み。落ち着いた、のどかな住宅街。
住宅街を数km進むと、やがてなだらかな平原と「ライオンの丘」が見えてきた。
歴史を変えた戦場・ワーテルローだ。
まずはチケットを買って、ピカピカの資料館へ。
資料館はとても現代的で、豊富な展示資料によってワーテルローにいたる歴史をあますことなく解説。
隣のパノラマ館とも地下でつながっており、ライオンの丘までテンションを盛り上げてくれる。
日本の関ヶ原とも、古戦場として提携しているとのこと。
もちろん、ショップも充実。
資料館を出て、いよいよライオンの丘へ。細い急勾配の階段が、なかなかに体力を削ぐ。
だが、頂上からの眺めは圧巻。やはり、天気がいい日のうちに無理して来て正解だった。
フランス軍の布陣していた方面。左手の家屋が激戦地ラ・エイ・サント。ナポレオンの本陣は右手奥のほう。
ブリュッセル方面。なお、パノラマ館は外装工事中(展示は通常どおり営業)。
ライオンの丘を下り、そのまま戦場を歩く。前日の雨で、地面の一部がぬかるんでいた。
このぬかるみがナポレオンにとって致命的となった史実を思い出す。
英軍の前線位置。(写真では分かりにくいが)なだらかな隆起の稜線となっており、これを一種の反斜面陣地として利用したウェリントンの意図がよくわかる。
名将たちの思考を疑似的に追体験できることこそ、古戦場巡りの醍醐味。
有名なネイ元帥の騎兵突撃が行われた付近。
最激戦地のひとつ、ウーゴーモン。農場跡が現在も残っている。
ウーゴーモンから、フランス軍の前線方面へ抜けていく。本当に見渡す限りの大平原。
こちらも最激戦地ラ・エイ・サント。建物は当時のものとのこと!
ワーテルロー到着が午後4時ころだったが、日が長いおかげでなんとほぼまわりきれてしまった。
ダンケルクを含めるとすでにこの日だけで20kmは歩いており、疲労はピーク。しかし充実感は大きい。
夕闇せまる街道をこのまま北上し、ワーテルロー中心市街に所在する宿をめざす。
地ビールもワーテルロー。
そしてようやく宿に着。
疲労困憊でとてもこれから外食する元気はなく、近隣のスーパーで食事とつまみと飲み物を調達してきた。


















