うさぎ跳びな日々☆ -2ページ目

うさぎ跳びな日々☆

シングルのワーキングマザー。娘との日々、笑ったり、悩んだり、悟ったり、楽しく、おかしく、ちょっと切ない日々、母子で必死に駆け抜けた怒涛の中学受験から大学受験。
リアルな気持ちをお伝えできたら…。
一緒に笑ってください!!

中学入試 東京日程は一段落したところでしょうか。

大学入試と違い、始まってしまうと一週間くらいで決まってしまいますね。

今はそれでも、同じ学校がA日程、B日程、C日程
4科目~1科目入試など何度もチャンスがありますが、hiroが受けたころ(30年以上前)はこの学校は1日、こっちの学校は2日が試験となっていて試験がその1回きりなので日にちが重なっている学校は併願できなかったしどの学校にも1発チャレンジでした…。

娘の入試の時に第一志望にMAX3回チャレンジできるのに驚きました(それでも当時は全日程4科目入試でしたが)。

チャンスが増えるとうれしい反面、第一志望にこだわりすぎで3回受けに行った場合、押さえは2校くらいしか受けに行けないのでそれでいいのかと迷ったり。

選択肢がある分、日程組立が難しかった記憶があります。

さて、6年前、娘は1日の午前中 第一志望Y学園 4科目入試、午後に押さえのM学園の受験でした。

M学園の帰りの地下鉄の中で Y学園の合格発表の時間になり携帯から合否のページへ…。

娘は隣で携帯ゲームしていました。怖くて見られないから…と。



受験番号と生年月日を入れると、合否が表示されるんだったと思います。



※6年前の合否結果です。


合格の文字に思わず立ち上がりそうになりました。
その動きに携帯から目を離した娘に画面を見せて、2人で無音で喜びました。
帰宅時間の混み合った地下鉄の中で。

hiroたち親子の様子に正面に立っていらした年配の男性が微笑ましく笑っていました。

2月1日に見るからに中学入試の帰りの親子が、携帯みて急に喜んでいるので周りから見たら丸わかりでしたね。あせる

さて、1日に第一志望の合格をいただいて娘の中学受験は無事に終わりましたが
翌日以降どうするか…。
いろいろな選択肢があったと思います。

例えばチャレンジ校の入試を受けてみるとか、翌日学校に張り出される合格発表を見に行って合格書類を自分で受けとるとか。
なかには、特待のある学校などは、合格されても、さらに良い点数を目指して試験を受けに行くというお子さんも。

娘の選択は

『学校に行く』

でした。
Y学園は入試の成績での特待制度もないですし、
残り何日とカウントダウンが始まっていた小学校生活をもう一日も削りたくない。と。

2日の朝から登校していきました。

hiroとしても、一番行きたい学校の合格がいただけたなら、いたずらに他校を受けて、その学校に本当に通いたいと思っているお子さんたちの倍率を増やしに行くのはあまり気が進まなかったのでそれでよしとしました。

栄光ゼミナールの先生方も、せっかくだから合格実績を!もっと受けろ!みたいなこともなく、すごく助かりました。


が、しかし

ここで、絶対に受からないくらいの上位の学校を1校チャレンジさせて不合格という経験をさせておけばよかったのかも、と中学1年生が始まってから約2年近く hiroは激しく後悔しつづけることになるのです。






試験会場へ送り出す
さて、明日が2月1日ということで。

毎年、あの日を思い出して、特別な気持ちになってしまうのですが

娘、今年は高3進路決定者として、明日から入試のお手伝い3日間行ってくるそうです。
昨年は高2有志としてお手伝いをさせてもらい、門のところでの案内役だったそうです。

門を入ると、保護者は待合の学食へ。子供たちは校舎へと別れます。
そこで受験生と保護者を誘導しながら、お子さんたちを見送るお母様方に感情移入して泣きそうになったと言っていました。



だいたいの親子が、お子さんはドライで、親御さんの方が心配であれこれ励まして、お子さんにうっとおしがられるパターン(女子だから?)だと思います。

中には、ここから先は受験生だけ。という分岐点で、お子さんの鞄を開けさせて、忘れ物がないかお店を広げて最終チェックされるお母様の姿も爆弾

実はhiro、模試の時からテストに向かう娘に対して絶対に「頑張って」と言わないようにしていました。
終わって出てきたときも「どうだった」とはききません。

hiroがテストに向かう娘にかける言葉は「いってらっしゃい」終わって出てきたときは「お疲れ様」です。

その代わり、ついていけるぎりぎりまで送って行って、姿がみえなくなるまで心の中で応援しながら見送りますし、帰りは早めに迎えに行って待ち構えていました。

それは大学のAO入試の面接の日も同じようにしていました。

6年前の2月1日
校舎に誘導されていく娘の背中に、あえて軽く「いってら~~」と言った声が実は少し震えていたこと、華奢な背中に3年間通塾で使い慣れた鞄を背負って歩いていく娘の後ろ姿が、見えなくなるまで見送っているhiroが泣きそうだった目のを一度も振り返らなかった娘は知る由もないのですが…あせる

高校生になって、受験生親子を見た時に お子さんではなく親御さんに感情移入して泣きそうになるなんて…。

あの日のママの気持ち少しは思い知ってくれたでしょうか?ひらめき電球

それにしても何なんでしょうね。あの感情は。
これから試験、まだ何も結果も出ないのに、送り出すときにあんなに泣きそうになるの…目

なんの涙??

成長に対する感動なのか?
これから1人で試験に立ちむかう子供に何も手助けできない無力感なのか?
不安なのか…?
メンタル的には自分の受験の方がよっぽどケロリとしていました。

毎年、2月1日受験生を見かけると 鼻の奥がツーンとして泣きそうになってしまう
hiroなのです。

頑張ってきた受験生の皆さんが
全力を出し切って悔いなく終えられますように。
ご利益期待して貼っておきます。



いよいよ明日から都内の中学入試始まりますね。

消化の良い温かい食事をとって、早めに寝ましょう!

とはいえ、我が家、前日の夕食は娘のリクエストでカツカレーでした。びっくりマーク

1月の埼玉受験、千葉受験ともに前日夜カツカレーで良い結果をいただいていたので娘の中で、絶対的な縁起担ぎになっていたようです。

お仕事残業するととんかつが売り切れちゃうのでとんかつの確保に血眼になっていました。
万が一手に入らないと困るので、30日にいったん購入して冷凍しておいて31日にも買いに行きました。
思い返すと滑稽ですがDASH!、メンタルの部分での支えになるなら!と。

ちなみにカレーはレトルトのボンカレーです。

中学生になって、バスケ部で大事な試合の時も前日カツカレーを所望。
応援にいらしていた学年主任の先生にお話ししたら
一言

「うわ。胃もたれしそう!」

と。

言われてみれば確かに…!あせる
「うち、受験の前日も本人の希望でカツカレーでしたよ。」

と言ったら。

「胃が若い…」とおっしゃっていました。

1月31日、さすがに学校を休ませました。(千葉入試前日のことがあったので、前日のみ休ませたい旨お伝えしたら担任の先生から「是非そうしてください合格と奇跡のよ
うなお言葉をいただきました。)

一日家にいる娘、普段自主的に勉強なんかしませんが、本人も翌日に気持ちが行って緊張していますから、土壇場で何をしでかすかわかりません。

この時までには、過去問は大体合格点を越えられるようになっていたのですが万が一前日に点が伸びなくて自信を無くしたらこまるので過去問を禁止しました。

自分で、翌日に備えて必要だと思うことを見直すように伝えました。
後はゆっくり過ごして、早めに寝る。
ぎりぎりまで詰め込むと不安だけが膨らみそうで。
娘は、たくさんやった過去問の解き直しノートを見返して過ごしていたようです。

前日は足りないことを埋めようと探すより、できてることの量を実感して自信につなげたのは良かった点かなと思います。


さて、小学校6年生

担任の先生が、中学受験反対派らしいときいて戦々恐々として個人面談に臨んだhiro
ですが、悩んだ結果、我が家のようなシングル家庭が中学受験すると思わないかもしれないし…。

何にも聞かれなかったらスルーしよう。グッド!

と開き直りました。

なごやかに面談をしていただき、終盤になって
「中学校は、どうされるかお考えありますか?」

聞かれました。

「中学受験を考えています」

噂なんか知らないような顔して、それまでのなごやかな会話の流れのままさらりと答えました。

「志望校はおきまりなんですか?」

先生も、笑顔で世間話のように軽い感じて聞き返されます。
反対派と聞いていたのでその笑顔が怖く思えたくらいにこやか!

「現状は第一志望はY学園とH大中で迷っている感じです」

正直に答えました。

「迷ってるんですね。それは、何で迷われているんですか?」

先生まだ笑顔です。

「4年生の時からいくつもの学校を見学して、その中で本人が一番雰囲気を気に入ったのがY学園です。
 ただ、女子だけのコミュニティに対して不安がある様で、できれば共学に行きたいと言っているので、共学であればH大中かな…という感じで」

と状況を説明したところ。

「迷われているのは、お嬢さんなんですね?」

と先生。

「え。あ、はい。6年間通うのは本人ですから、本人が一番合うと感じる学校に入れたらいいなと思っています。」

「では、公立も見学して、そちらを気に入った場合は公立も候補に入りますか?

キタ!慎重に答えなければならない質問!とhiroの中で警報が鳴った感じでした。

「そうですね…現時点で…まぁ、4年生から受験のために準備をしてきているので…もったいない感じはしますけど、本人がどうしても一番行きたいのはここだと言えば選択肢の一つにはなるかと。」
うそです。散々塾通って、いろいろ我慢させて、親子で5年生ではヒィヒィ言って…
今更、受験やめたりしませんよ。
お金もかかってますしね。

「そうですか。安心しました。この先志望校が変わる可能性は?」

「もう6年生なので、あまりこの先沢山学校を見に行く時間もないと思いますが、もっと気にいる学校が出てきたら変わるかもしれません。ただ、この先成績がものすごく上がったからと言って、偏差値で志望校を変えるつもりはありませんし、とにかく本人が一番行きたい学校に受かる様な学力をつけるサポートをするだけです。」

と、hiroの気持ちを伝えました。

「そうなんです!そういう中学受験なら私は賛成です!

偏差値だけで志望校を決めていくような、成績が上がったから一ランク上に、みたいな選び方ではなく私立でも公立でも、お子さんにあった学校を選んでほしいと思っているんです!」

と先生。
これが先生の本心でいらっしゃったんですね。
この先生のクラスで、ちゃんと小学校6年生をやりながら中学受験に向かえると感じた瞬間でした。

実際
娘は毎日楽しそうに学校が楽しく
明るくて、楽しくて、優しくて、しっかりしていて、パワフルで、それでいて細やかなところもある本当にいい先生でした。

締めるところは締め、遊ぶところはとことん遊ぶ、メリハリのあるクラスでした。

我が家は、先生の本心をお聞きできて、娘にも伝えていたので卒業まで沢山お世話になって、麦茶も先生だいすきで、ずっといい関係でいられましたが、前記事の、先生が中学受験反対派と教えてくれたお宅などは、お家でそういう話をされるからか、娘さん、先生がなにをされても「受験に反対だから邪魔してくる」「ばかみたい」と思うようで、子供たちの会話でもそういう発言がけっこうあったようです。
先生は、そのお子さんがどんな態度をとっても、変わらず接していたようですが、お子さんの方が最後まで先生になじまなかったみたいです汗

クラスの結束や行事を大事にするので受験勉強の妨げになると考える親御さんもいたかもしれませんが、hiroは、「受験生」である以前に「小学生」なので、一生に一度の小学校6年生をしっかり全うするのは大事なことだと考えていたので、本当に良い一年間だったと思っていますし、今振り返ると、AO入試で良い結果をだせた娘の基礎を作ってくれた一年間だったと思います。


さて、大繩の顛末でもふれたように
娘の小6時の担任の先生は、中学受験に厳しいというもっぱらのうわさでした。

娘の通っていた小学校は、1・2年、3・4年、5・6年 と持ち上がり(クラス替えがな
い)でしたが、
めぐりあわせで、娘は6年間毎年担任の先生が変わりました。

中には3年生から6年生まで4年間同じ先生というお子さんもいたんですが
持ち上がりのタイミングでちょうど定年退職されたり、転任されたりで…。

娘はあまり神経質なタイプではないので、先生が変わるたびに
「今度の先生との相性は…」と悩むようなことはなかったですが、
やっぱり受験に関係してくる5・6年の担任の先生はとても気になっていました。

今は、hiroが受験した時の様に小学校の先生に内申書をお願いしなければならない学
校は少ない様で、我が家も通知表を自分でコピーして提出しただけでしたが、それでも、受験に向かう日々を思うと、担任の先生はやっぱり「受験に賛成」というタイプだと助かりますよね。

5年生の担任の先生はお若い男性の先生でしたが、新学期の保護者会帰りに、上にご兄弟がいるお家のお母さんたちから、
「わかいけど物凄く中学受験に協力的な先生でアタリよ!」と聞いてとりあえずほっと一安心。胸をなでおろしていました。

ところが、5年生の3学期、行事で学校に行った際、仕事の都合で途中で会社に戻らなければならず
一人で体育館の出口に向かっていたhiroに、担任の先生が駆け寄ってこられまして。

「まだ、発表じゃないので、お子さんにも内緒でお願いしたいのですが実は、4月から引き続きというわけにいかないようで…」
とおっしゃいました。

「担任ではなくなるということですか?この学校には…?」

先生、小さく首を横に振られました。

なぜ先生がうちにだけフライングで転任を教えてくださったのか、理由はおっしゃいませんでしたが、我が家、シングルマザーという点を気にかけていただいて、早めにおっしゃって下さったのかと思います。

そこから、先生の転任については娘にも誰にも言えず、1人でドキドキしながら迎えた新学期。
6年生の担任は、とても明るく、エネルギッシュな女性の先生でした。

娘はすぐに新しい担任の先生になじみましたし、参観日でも今まで以上に積極的に手を挙げるようになりました。クラスの雰囲気も悪くなさそう。

ただ、同じクラスの 上にご兄弟のいるお家のお母さんたちからは
「せっかく去年の先生はあたりだと思っていたのに、まさかの転任で、しかも今年は大ハズレじゃない~~ガーンとの声が。

「良い先生みたいですけど、ハズレなんですか?」

と尋ねると。

「熱血でいい先生だけど、中学受験には絶対反対の人だから、やりにくいわよ。

うちはとりあえずぎりぎりまで先生には中学受験するって言わないわ。」とのこと。



えぇ~~。

そんなにですか?!アセアセ



夏休み前の個人面談前に困惑しながらビビるhiroでした。