Hawaii現地時間1月31日 | Rakuenありす ~自然農園/農薬・化学肥料不使用

Rakuenありす ~自然農園/農薬・化学肥料不使用

孵卵器で孵ったペキンバンタムとポーリッシュの雛ダンテ。
生まれて初めて育児ノイローゼを体験したヒヨコ育て。
ダンテの娘アビーは神経質で、
乱暴者で大食いいたずら坊主の南部かしわ鶏。
棲息生物の方が運営者より強い「Rakuen」日誌です。

2024年2月1日

 

Hawaii現地時間1月31日

 

 日本へ帰れば一日が無かったことになる。理屈では理解してても、やはり不思議。

 6時過ぎに起きて最後のパッキングをして、8時前にはホテルを出た。ホテルの方々と別れるときって、いつもながらちょっと感傷的になる。

 通勤ラッシュで多少時間が掛かったが、空港へはだいぶ早く着いて、航空便の時間までだいぶあった。

 免税店を見て回ったり、日本の漫画が英訳されているものにちょっと心惹かれたりしたが、荷物をこれ以上増やすわけにはいかないので、だいぶ名残惜しかったが、買うのは諦めた。

 そういえば、預入れ荷物は19.8キロ。すげーぎりぎりで二人で笑ってしまった。マカダミアナッツの買いすぎ?

 空港のフードコートみたいな場所で時間を過ごす。ホットコーヒーがなくて、連れがわざわざスタバまで行って買ってきてくれた。膝が痛いのにごめん、と言ったら「そういえば痛くない」。良かった。施灸とクリスタルヒーリングが効いたのかな。

 ただ、昨夜は悪夢をみて1時間おきに目が覚めていたという。

 俺様はけっこう爆睡気味だった…。

 いつもなら、旅が終わる感傷が起こるのだが、今回は、行くときの興奮もそれほどなく、淡々と日常の延長を過ごしていた気がする。旅が日常になったのか。日常が常に旅のような感覚なのか。いずれ、あまり感情が振れないことは有り難い。

 楽しいことも嬉しいこともイヤな気分になったこともあったが、良い旅だった。良い時間だった。良いパートナーと出かけられた。ありがとう、ありがとう、ありがとう。

 休暇中も仕事の連絡が来たり、電話応対をしたりしている連れを見ると、俺様は恵まれているというのか、世間から切り離されているというのか、妙な気持ちになった。

 今回、すごく印象に残ったのは、Hawaii至るところに野良鶏がいたこと。帰りのタクシーからガススタを見て、そこにも普通に歩いている子を見て、なんだか、心がきゅっとなるような感慨を得た。

 冬の気温がこれくらいだから、野生で生きて行けるのだねぇ、ということと、存在が普通に許されて景色に溶けていること、許容されて、共存していることに感動を覚える。

 ダンテに似た子がたくさんいて、そうか、この雄の姿が原型なのだな、と思った。

 あったかくて、緑がいっぱいで、自然がいっぱいで、多国籍で。Hawaiiは良いところだけど、住みたい、ここで生きて仕事をして、暮らしていきたいとは何故か考えられない。ここは観光地であり、観光業で成り立っている町の姿は、ちょっと違和感なのだろうか。いや、よく分からない。

 ホームが好きかと問われたら、そんなことはないのだ。

 いつでも出て行きたい。

 今後、どうやって、どこで生きて行こうか。

 覚悟を決めて考えていけるのだろうか。

 

 

 麻薬(?)探知犬かな。可愛かった。

 いよいよ離陸。

 キャビンアテンダントさんが向かいに座る。往復とも非常出口の前の席。緊急事態が発生した際は避難誘導を手伝って欲しいと言われる。

 離陸する瞬間の重力から解放される感覚が大好き。

 日本の陸地が見えました。