冬じまい | Rakuenありす ~自然農園/農薬・化学肥料不使用

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孵卵器で孵ったペキンバンタムとポーリッシュの雛ダンテ。
生まれて初めて育児ノイローゼを体験したヒヨコ育て。
ダンテの娘アビーは神経質で、
乱暴者で大食いいたずら坊主の南部かしわ鶏。
棲息生物の方が運営者より強い「Rakuen」日誌です。

2023年11月15日

 

冬じまい

 

 たぶん、これ、本来は秋じまいであって、10月くらいには終了するもんではないかなぁ、と思う。

 何故なら、昨年は10月に霜が降って、すでに秋じまいを終えていたからだ。

 今年は、夏の暑さが長すぎて、その後雨が多くて、豆類は全滅に近い被害を受けた。今年、小豆をだいぶ蒔いたし、黒千石大豆も昨年の3倍以上は蒔いた。しかし、小豆は9割ダメだった。鞘の数だけはたくさんなっていて、おお、小豆大収穫だね、と喜んだのに、鞘を割ってみると、ほとんどがカビていた。或いは豆が未熟なままだった。

(販売どころか、食用にも足りない。来年の種くらいしか収穫できず)

 黒千石大豆はまだ青い部分つまり未熟なものが未だに多くあって、まだほとんど鞘から出していない。小豆ほどではないかも知れないが、5~8割、ダメなんじゃないかなぁ、との予想。

 今日は、未だに青いままで収穫待ちしていたパンダ豆、今朝の寒さで葉が焼けてしまったので、ツルごととりあえず畝から撤去した。このまま追熟して、豆になるかどうか。来年の種が取れれば良いけど、それも難しいかも知れない。

 8月に試しで蒔いてみたトラ豆はまったくダメだった。まぁ、これは仕方がない。

 今年はなかなか霜が降らない。お陰で、落葉樹の葉もまだ落ちていない。草も完全に枯れ切っていない。いろんな植物が未だ冬支度の最中で、このまま雪が積もったりするのはどうなんだろうか。

 外に植えた榊さんは、肥料袋で囲っているので、今のところ、元気だ。むしろ、植木鉢に植え替えてハウスに置いた榊さんやオリーブの方が、鶏の立てる土埃で葉がコーティングされつつあって、光合成を阻害されそうで怖い。雨の日に葉を水で洗い流してあげないといけない気がする。

 鶏たちは、10度未満になっても元気だ。天ちゃんは、今頃羽が生え変わっているのか、羽が抜けてる部分があって、ちょっとひやひやする。寒くないんかい、お前?

(小春日和。ひだまりでまどろむペンペン御一行様)

 ダンテは、かしわちゃん達に普通に交尾するくせに、餌を食べるときはすごい勢いで追い散らす。ダッキーのことを目の敵にするのは、まぁ雄だから仕方がないとして、ネオンやアビーのことも追い払うのはなんでや。

(それでも寝るときだけは接近を許しているのダ♪)

 対して、さっちゃんナミちゃんや、さっぴよ達には寛大だったりするのは、相手が小さいからか、既知の間柄だからなのか。アビーはナミちゃんよりだいぶ大きくなって、けっこうダンテのあとをついて歩く。ダンテが呼ぶと駆け寄って餌をもらう。仲睦まじい親子…と思いたいが、ダンテはやっぱりアビーにも交尾する。

 群れは今、ふたつに分かれつつある。ダンテとかしわ3羽、ダッキー、ネオン、時々アビー。それから、さっちゃんナミちゃん、さっぴよ4羽、時々アビー。とアビーはオールマイティにあちこちに出没している。

 だから、最後に皆ハウスに入ったか確かめるときには、アビーのことを確認しないと、どっちにいるか分からない子である。だけど、ナミちゃんが穏やかだったせいか、アビーはあんまりヒトを恐れずにけっこう近寄ってくる子になった。

 ということで(?)、冬じまいはもうちょっと続く。

 これは、マノが伸びている。つまり、間延び(まのび)

 狸腹のレフ子。

 レフ「…えっ? 腹?」