バイト先のハナシ | Rakuenありす ~自然農園/農薬・化学肥料不使用

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孵卵器で孵ったペキンバンタムとポーリッシュの雛ダンテ。
生まれて初めて育児ノイローゼを体験したヒヨコ育て。
ダンテの娘アビーは神経質で、
乱暴者で大食いいたずら坊主の南部かしわ鶏。
棲息生物の方が運営者より強い「Rakuen」日誌です。

2023年11月12日

 

バイト先のハナシ

 

 21日に保健所の営業申請に伴う監査が入るという。

 いつもいつも常々そして本気で思うのだが。

 お役所の仕事の無意味さと迷惑さと、この世界の仕組みというか旧態依然とした体質というか。

 戦後、日本らしさを殺し出したことがそもそもの発端であったのだろうが、今更それをグダグダ言っても仕方がないので、今後の未来をどうするか。今、触れられる部分をどう扱い、どう変革し、より良くしていけるのかを模索するしかない。

 現在ある決まり事が出来た当時。そのときも、未来、将来を見据えていろいろなものを作り出してきたのだろうと思う。その当時はその体制や決まりごとが活きていたのだろう。

 時代は移り、事態は変わり、どんどん時間の流れが早まり、良いものも悪いものもどんどん極まってきた現代。日本らしさが残っていて、時間の流れもゆっくりで、自給自足の精神が未だ残っていて…自然も破壊尽くされていなかった時代に、良かれと思って作られた体制も、規則も、モラルも、もう、今では人々の意識から微妙にズレ始めている。

 そんな現代に、保健所が掲げている理想は、絵に描いた餅みたいな、何か「空(くう)」に浮かんだベツモノみたいな感じ。

 シンクで手洗いはダメとか。

 食器類は必ず扉の中に収納するとか。

 入口と作業場それぞれに手洗い所が必要だとか。

 総菜をパックする容器は袋から出しておいてはダメだとか。

 お陰で、必要もないのに手洗い所を設置して、棚が一つなくなり、作業場が狭くなって、ものすごく不便。そもそも、パック容器が袋から出されてないと、総菜を触っている手をいちいち洗って容器を取り出すか、総菜で汚れた手で袋を触って容器を取り出さないといけない。その方が不衛生だし、作業員の動きがそもそもスムーズにとれないほど狭いのに、手を洗うためにいちいち動かれたら邪魔で仕方がない。

 シンクで手を洗った方が周囲に水が飛び散らないし、そもそも、そこではお湯が使える。冬のクソ寒いときに水しか出ない手洗い所で手を洗おうという気にはなるわけがない。

 陶器の重い食器をいちいち高い位置にある棚から扉を開けて取り出すとか、怪我しろって言ってるようなもん。

 作業効率を無駄に悪くするだけの法律。

 すべてが効率・利益・経済とは言わないが、無駄は無駄だし、衛生管理は形じゃなくて一人一人の意識の問題だと思う。

 しかも、営業時間に監査が入るそうなので、その日その時間はは客を入れずにお役所人の対応をしなければならんそうだ。

 営業終わってからとか営業時間前に来るという選択肢はないんかい?

 営業時間、11時からなんだから、お役所の出勤時間直後とか、十分来られるだろうに。

 まぁ、俺が対応するわけではないので、直接の被害はないのだが、毎日の作業が不便になったことだけはいただけませんなぁ(´・_・`)

 

 効率、利益、経済優先真っただ中の現代人と、心の豊かさを求めて、自然を崇拝し、目に見えない世界を大事にする種類のヒトビトとが共存している今。その意識世界がお互いにどんどん拡大し、交じり合えずに、もしかしてスライドしていくんじゃないかという今。

 お役所の役割って、何だろうな。

 迷惑かけて、労働者共通の敵になって、団結させるためだろうかね。