クレイジーズ | アリスの映画鑑賞日記

アリスの映画鑑賞日記

見た映画を、毒舌を交えて紹介していく映画ブログ。ホラー映画過多気味ですが、気にしない気にしない。

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 オリジナルは、ロメロ御大の作品なのですが、私は見ていません。っていうか、この作品がリメイクということも、このブログを書いている時点で判明したので(汗)、予備知識なしで鑑賞した、素直な感想。

 面白いです。


 ジャケから、フォーク持った殺人鬼モノだと勝手に勘違いしていたのですが、これはバイオハザードもの。


 人口1200人余りの小さな町に、殺人ウイルスを積み込んだ飛行機が墜落。

 町の水源が汚染され、水を口にした街の住人たちが次々に感染していきます。

 感染者は、段階を追って狂暴化していき、最後は理性のないゾンビのようになってしまう。普通のゾンビものと違って、結構戦略を考えて襲ってくるので油断なりません。ウイルス人感染すると、殺人衝動・凶暴性が特化するので、別に人肉食べたりしないし。

 だからと言って物足りないわけではなく、街にあふれた狂人たちと、町から脱出を試みる保安官夫妻の攻防戦が見どころになっています。


 ウイルスに感染して、見境なく人を殺す感染者。

 何も状況が分からず、上からの命令ということだけで問答無用で民間人を手にかける軍隊。

 感染していようがいまいが、人をゲームの対象のように撃ち殺していく狩人たち。

 二日前までは、どこにでもある平和な農業の町が、三種類の狂人たちによって、地獄絵図と化していくのです。

 

 病院・市街戦・農場・ガソリンスタンド・・・と、次々と舞台を変えながら狂人たちと戦っていく主人公たち。「サイレントヒル」のラダ・ミッチェルが、ここでもナイフ片手に頑張っています。


 妊娠した妻を守りながら、何とか町を脱出しようと奮闘する保安官。物語では描かれていないけれど、彼もナイフの「血の契」によって感染しているはず。

 彼らがどうなってしまうのか、余韻のある終わり方で幕を閉じるこの作品、私は結構気に入っております。


《私の評価》


  ☆☆☆☆