処刑山 デッド・スノウ | アリスの映画鑑賞日記

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見た映画を、毒舌を交えて紹介していく映画ブログ。ホラー映画過多気味ですが、気にしない気にしない。

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雪山のロッジに遊びに来た医学生達。だが、その土地には、ナチスの兵隊達が今もゾンビと化して待ち構えていたのだった…。

劇中でも、やたらゾンビと言われているナチス兵なのですが、本当にゾンビなのか?
彼らのスキルは、パンチとナイフ。内臓はたまに引っ張り出してるけど、食べない。そして、金に汚い(笑)。ジャンルとしては、微妙なたち位置に存在するナチス兵に、とりあえず襲われていく若者たち。
しかし、ナチス弱い…。 女子大生にパンチされたり、踏み潰されただけて死亡。ヒロインだけでも素手で3人仕留めてましたからね…。よく50年生き残れたね…。
かと言って低予算のゾンビ(?)映画だからと駄作と言うわけではなくて、観客を楽しませようとするサービス精神に溢れた傑作なんだなあ。
血を見ただけで気絶しそうな草食系が、「はらわた」のアッシュ並みに強くなったり、ゾンビの首筋に噛みつくイケメンがいたり、仲間が次々にやられて、自分もヤバい状況で、警察に携帯で電話してるし(電波あるなら最初から助けを呼べよ)こんなかんじで、次にどう笑わせてくれるのか、期待でワクワクしちゃって目が離せない(笑)。そして期待通り笑わせてくれるんだなあ。
そうそう、鼻水シーンも忘れちゃいけない。美人ヒロイン鼻垂らしてます。「ブレアウイッチ」を軽く越えたね! ってか、映画史上最長鼻水大賞だね! 冒頭雪崩で埋まって上下の区別がつかなくなったら唾を垂らして、方向を確かめろと言う下りがあるんだけど、ヒロインは、アレだね、鼻水で確認してるよね、間違いない(笑)。
低予算もお笑い方向に振り切れば(いや、監督が本当にそういう路線を狙っていたかは不明だが)、かなりイイ映画ができるという見本のような作品ですよ。 突っ込みし放題の愉快なホラーなんで、気に入ったら是非どうぞ。

《私の評価》
☆☆☆