アルジャーノンにシャンパンを -40ページ目

アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

アルケミスト(夢を旅した少年)

パウロ・コエーリョ著

山川紘矢、山川亜希子訳

角川文庫

2023.10.20読了

☆☆☆☆

世界で最も読まれている書籍のベスト5に入るこの本(ちなみに1位は聖書)、文庫でも200ページ足らずの短い作品だか、その示唆するところは深い。軽く理解する程度なら童話のようにも読めるが、著者の意図することを汲み取ろうとするとかなり難解である。現代社会でサンチャゴ少年のような選択をするのはリスキー極まりないので、そういう気持ちも忘れずに・・・という解釈にとどめておこう(なのでボクは宝物を見つけられないと思う・笑)。

 

【10月8日(日)】

 

この日はYumingのコンサートに行ってきました。ボクより10歳年上の彼女のパワフルなボーカルと、圧巻のステージパフォーマンスは素晴らしいのひと言。今回チケットをゲットしてくれたmywifeの妹たちに感謝です。しかしウチの会社も、65歳まで定年延長とか言ってる場合じゃないな(笑)

 

感動のライブのあとは、みんなでMOMIJIさんでディナーしました。

 

まずはヴェネト州のプロセッコで乾杯!!。

 

自家製ポルケッタのサラダ。

 

前菜は鰹のカルパッチョ、小松菜とエリンギのオムレツ、ウルメイワシのマリネ、真鯛のフリット、サツマイモのムース。どれもワインの消費が加速するヤツです。

 

ということで、ギリシャの白をボトルで。

ザシャリアス モスホフィレロ 2021

モスホフィレロという馴染みのない品種100%。オーガニックらしいが変な癖は無く、フレッシュな爽やかさに花のような香りがプラスされた美味しいワインでした。

 

濃厚なカボチャの冷製スープとフォカッチャ。

 

パスタひと品目はアサリとポルチーニのオレキエッテ。旨味と香りのしみ込んだオイルベースのソースが、このショートパスタと絶妙に合ってました。

 

このあたりで赤ワインにチェンジし、クロアチアのスカラムーチャ プラヴァッツをボトルで入れたのだけれど写真撮り忘れ(笑)。多少タンニンは感じるが、それほど重くはなく飲みやすかった印象。

 

次のパスタは牛肉のラグーとタリオリーニ。肉々しいラグーソースと、コシのある平打ちのタリオリーニは鉄板の組合せ。先のオレキエッテといい、ここの自家製手打ちパスタは抜群に美味しいね。近いうちにパスタランチでも食べに来るかな。

 

ハンガリー産鴨のロースト、赤ワインのソース。

一瞬鹿か何かのジビエかと思ったが、鴨でした(笑)。表面は香ばしく、中は適度なレア。肉の旨味しっかりで、メインにふさわしいひと品でした。

 

デザートは洋梨のドルチェ。

 

いい音楽聞いて元気もらって美味しいもの食べて、満足度100%の1日でした。あっ、コンサート行くころから雨になったので、99%にしとくか(笑)。

日本国記

百田尚樹著

幻冬舎文庫

2023.10.3読了

☆☆☆☆

古代から現在に至るまでの日本の歴史を、ダイジェストで(と言っても上下巻で800ページにもなるが)記した作品です。しかし著者はよく勉強してるし調査してるなぁ、と言うのが感想。巻末の参考文献の膨大さがそれを裏付けてます。これらを読み込むだけでも、何年もかかりそう。

学校の歴史の授業でも、まずこの本を半年くらいかけて読み、そのあと興味の湧いた時代を掘り下げて学習する、というふうにすれば日本史全体を俯瞰して理解できるし、そのうえで好きな時代はより深く学べるし、更に今の教科書みたいに変なバイアスがかからなくていいと思うけどな。