読書感想(266)「ひこばえ◆重松清」ひこばえ 重松清著 朝日文庫 2023.12.6読了 ☆☆☆ 父親と息子の物語という点では、著者の作品「とんび」と同類ではあるが、期待してたのとはちょっと違ってたな。ボクと同世代の主人公で、置かれてる状況も、厄介な事態も理解はできるのだが、小説としての面白さは希薄だと思う。著者は巧い書き手なので、それなりに感動的でいい話なのだけど、ボクのツボには嵌らなかったということで。